フジクラ「24ベンタスレッド」はどんなゴルファーに合う?クラブナビゲーターが検証!
ボールを押し込んでくれている「24ベンタス レッド(5S)」 ※シャフト振動数255CPM
50グラム台のSフレックスは日本での「24ベンタスレッド」のセールスの約35パーセントを超える人気モデルになります。Sフレックスはどんな感じか試してみましょう。 重量はRフレックス同じ59.5グラムですが、重量感があり、手元側と中間部の硬度が増してしっかりしている印象です。スウィング中もシャフトが部分的にねじれるイメージがないのでスッキリとした一体感のある振り心地。シャフト挙動は中間部よりも先に少し動きがありますが、中先調子シャフトながらRフレックス同様インパクト時にフェースがクローズになるほどの動きは感じません。 Sフレックスは先端部分がボールをとらえる直前にほんの少し飛球線方向にヘッドの動きをアシストしてくれ、ボールを押し込んでくれているようなインパクトイメージです。シャフト先端部分が勝手に走るようなこともなく、フェース面がクローズになるようなこともないので自分のイメージ通りにフェースがしっかりとボールをとらえやすいでしょう。打点のバラつきも少なく、安定感のある弾道が魅力的です。 自身のスウィングでしっかりとボールをつかまえて行きたい方でも左を気にせず安心して振って行くことができるでしょう。
ミートしやすく、ボールをしっかりととらえられる「24ベンタス レッド(6S)」※シャフト振動数258CPM
6Sは5S同様の販売比率を誇る人気のモデルで、重量は65.5グラムでバット径は50グラム台と同じく15.45です。 振ってみると、結構シャフトのフィーリングが違いますね。シャフト重量の差だけなのでしょうか? 50Sを振ったイメージよりもしっとりした重厚なフィーリングです。50Sよりもシャフト自体の動きにスピード感は出ないものの、重厚な加速感があり、安定感があります。またフェースが右を向かずボールを押し込んでいくようなインパクトが更に厚く感じられます。ミートしやすく、フェースでボールをしっかりととらえることができるのでボールスピードも高くなると思います。 手元剛性の高いシャフトですので、個別のスウィングによって切り返し時にうまく対応できない場合もあると思いますが、ダウンスウィングの切り返しの際にしっかりとシャフトにテンションをかけることができればイメージ通りのシャフトプレーンで振ることができますし、それほどヘッドスピードが速くなくても打てることが実感できるでしょう。 スウィング中にヘッドポジションも感じやすいのでヘッドコントロールしやすく、特に6Sはドローボールのコントロールのしやすさは抜群ですね。シャフトにほんの少しボールのつかまりを求める方でも左に巻き込みすぎることもないので安心して振っていけると思います。