<攻める・22センバツ倉敷工>選手紹介/6 石原琉輝内野手/土倉隼人内野手 /岡山
◇背中で引っ張る、1年生 石原琉輝(いしはら・りゅうき)内野手(1年) 「自分がチームを引っ張って日本一にする」という強い思いで入部した。現在、1年生を束ねる「一年生リーダー」を任されている。「背中で引っ張れる雰囲気を出してきた」と自負する。 持ち味は広角に打てる打撃。高校入学前後から意識して体重を増やしたことで打球速度やスイングスピードが速くなったという。新型コロナで全体練習ができない時も、ノックや速い球での打撃練習を欠かさず、実戦感覚を鈍らせないように努めた。 センバツでは代打で起用されることを想定し、打撃力を上げるため背筋や下半身の強化にいそしむ。「初球からどんどん振り、一本が欲しいところで絶対出す気持ちを忘れない」と気合は十分だ。 ◇目の良さ、打球判断にも 土倉隼人(とくら・はやと)内野手(1年) 倉敷工野球部OBで料理人の父、隆二さん(48)特製のカツ丼を食べるのが試合前のルーティン。センバツ出場が決まった時は「めったに行けないところだから楽しんでこい」と励まされた。 身長160センチ。体は大きくはないが高田監督から「小さくても活躍はできる。小さな巨人になれ」と元気づけられたという。手袋をしないで打撃練習をするなど、泥臭い面もある。秋季県大会以降は三塁コーチとして出場。「責任感がある」と、試合前から相手チームのノックや守備を注意深く観察し、本番に備えた。 センバツに向け、裸眼視力2・0を生かした打球判断に、さらに磨きをかけたい。「任された役割でチームの勝利に貢献したい」