三竿健斗復帰の鹿島、関川スーパーブロックに名古&濃野弾!! FC東京下して2試合ぶり白星
[7.20 J1第24節 鹿島 2-1 FC東京 カシマ] J1リーグは20日、各地で第24節を開催した。鹿島アントラーズはFC東京と対戦し、2-1で勝利した。 【写真】キューウェル監督を見送りにきた横浜FMの選手たち 鹿島は海外挑戦から1年半ぶりに復帰したMF三竿健斗が今季初のベンチ入りを果たした。一方のFC東京はGK野澤大志ブランドンとMF荒木遼太郎(鹿島からの期限付き移籍加入で契約上も出場不可)がパリオリンピック活動で、MF松木玖生が海外移籍の手続きなどで離脱。ゴールはGK波多野豪がリーグ戦11試合ぶりに守った。 FC東京は前半5分、DF白井康介が右サイドを抜け出してグラウンダー性のクロスを送り、ニアサイドでMF仲川輝人が合わせる。これはミートしきれず、ボールは枠の外に転がった。同11分には鹿島が早くも1枚目の交代カードを切ることに。パスカットを試みたMFチャヴリッチが足を痛め、MF仲間隼斗が急遽ピッチに入った。 前半29分にはDF徳元悠平のスローインからFC東京に決定機。FW遠藤渓太がコントロールしてゴール前に折り返し、FWディエゴ・オリヴェイラがフリーでシュートを打つ。ところがこのシュートをDF関川郁万が体を張ってブロックし、一転して鹿島がカウンターを仕掛ける。ゴール前まで持っていくとMF師岡柊生のシュートのこぼれ球をMF名古新太郎が拾い、ペナルティエリア内右から右足一閃。逆サイドに突き刺し、鹿島が先制した。 追いかけるFC東京は前半41分、遠藤が徳元の浮き球に反応して抜け出すと、ゴールライン際で切り返して右足を振り抜く。これが相手選手に当たりながらゴールネットを揺らし、前半のうちに追いついた。 1-1で折り返した後半2分、鹿島は自陣からDF安西幸輝のロングフィードで師岡が右サイドを抜け出し、ゴールに迫る。師岡のパスを受けたDF濃野公人のクロスは相手にブロックされたが、こぼれ球を拾った名古の落としを濃野がダイレクトシュート。これがゴール右隅を突いて勝ち越し点となった。 その後はFC東京がゴールに迫る場面もあったが、GK早川友基の好セーブなどで鹿島がリードをキープ。迎えた後半28分、ランコ・ポポヴィッチ監督はMF柴崎岳に代えて三竿を投入した。また、同37分には来季トップチーム昇格が内定している2種登録のFW徳田誉も送り込んだ。 徳田は後半アディショナルタイムにチャンスを迎えたが、GK波多野豪に防がれてJ1初ゴールとはならず。それでも鹿島がリードを守り抜き、2試合ぶりの勝利を手にした。