“プレミア得点王”前橋育英FWオノノジュ慶吏が“選手権得点王”も視界に…本人は「あまりこだわってなくて…」
第103回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が4日に行われ、前橋育英(群馬)が堀越(東京A)に1-0で勝利した。 【動画】これぞストライカー! “エース”オノノジュ慶吏の決勝弾 試合は、スコアレスで迎えた55分(後半15分)に前橋育英のFWオノノジュ慶吏が決勝点をマーク。チームをベスト4に導くと共に、今大会のゴール数を「4」に伸ばしてプレミアEASTに続く得点王の座を視界に捉えたが、得点王には「こだわりがない」と主張し、チームファーストの姿勢を強調した。 今大会の得点数を「4」とし、得点ランキングのトップまで1ゴール差に迫ったオノノジュだが、「総得点にはあまりこだわってなくて、その試合、その試合でチームの勝利に貢献できるゴールを目標としている。なので得点王にはこだわらずにプレーしてます」とコメント。さらに、「チームとしては1点がほしい状況で、自分がその1点を決められて本当にうれしかった」と述べ、決勝点を記録できた喜びを口にした。 今大会の1試合目で左脇腹を打撲し、痛み止めを服用しながらの出場となるが、「チームのために走ろうという意識が高かった」という言葉通り、献身的にプレー。得点シーンは「インサイドで空いてるところを狙ったけど、うまく当たらないのが逆に良かった」と苦笑いも見せたが、「ゴールを重ねるにつれて、ストライカーとしての責任だったり、そういう感情が芽生えてきた。ゴールへの執念は増したと思います」と、自身の成長に手応えを感じているようだ。 次の舞台は1月11日に行われる準決勝、国立競技場での東福岡戦となるが、「凄く嬉しいんですけど、国立に行ったことで満足するのではなく、国立であと2回勝つというのが自分たちの最終的な目標なので、そこを目指して頑張りたい」と主張。「近づいてきたからこそ、その思いはどんどん強くなっている」と語る、全国制覇を見据えた。
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