「冬休みを伸ばして」12歳の少年が2万人の賛同を集め、市長に直談判(アメリカ)
米ニューヨーク市の公立学校に通うアイザック・レニエさん(12)。「冬休みを延長してほしい」と嘆願書を作成し、市長に想いを伝えました。その驚きの行動力が注目を集めています。 【動画】子どもたちも大喜び!市長からの電話に応じる少年
ABC7 Eyewitnessニュースによると、冬休みは当初12月24日から1月2日までの予定だったといいます。今年はクリスマス・イブが火曜日にあたるため、児童と職員は12月23日(月)に登校することになっていました。 ーーたった1日だけ学校に行く必要はないんじゃないか。 ニューヨーク市の公立学校に通うアイザック・レニエさん(12)は、冬休みを延長する「ある提案」を思いつきました。アイザックさんは「12月23日は休みにし、学年末の日にちを1日延ばすのはどうか」と提案する嘆願書を作成したのです。
嘆願書には、アイザックさんの思いもつづられていました。 「23日の出席率は非常に低くなると思います。家族で旅行の予定がある子どもたちは、予定を変更するか、欠席しなければいけません。子どもも教師も迷惑に感じるだろうし、子どもたちは何も学べない。(出席率が低いので)友だちみんなとパーティーもできないと思います」 amNewYorkによると、この嘆願書は約2万人の署名を集めたといいます。 それだけでなく、アイザックさんはエリック・アダムス市長やデビッド・バンクス前校長を含む市当局者に何度も連絡を取り、想いを訴えました。 そしてついに10月30日、アイザックさんの要求は認められます。アダムス市長が、電話でアイザックさんに朗報を伝えました。
アダムス市長は、アイザックさんにこう伝えます。 「今年の4月に私に手紙をくれたね。12月23日の登校日をなくして、7日間ではなく12日間の冬休みがほしいと」 「私はあなたの要求を理解したので、それを現実にしたいと思います。23日はお休みにします」
アダムズ市長は、決断についてこう話しています。 「今年の冬休みは、みんなが家族や友だちと過ごせる時間がたっぷり取れるよう、1日早い12月23日から始めることにしました」 「週の中の1日だけが登校日だと、出席率はよくないでしょう。子どもたちの教育が短縮されることはありません。必要な180日間の授業は維持されます」