大阪桐蔭の西谷浩一監督＝大阪府大東市で2024年2月2日、大西岳彦撮影

　第96回選抜高校野球大会は第5日の22日、阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）で1回戦があり、昨秋の近畿大会優勝の大阪桐蔭が7―1で昨秋の北海道大会王者の北海に快勝し、3年連続で初戦突破した。大阪桐蔭の西谷浩一監督は春夏の甲子園大会の監督通算勝利数を68に伸ばし、智弁和歌山などを率いた高嶋仁さんの最多勝利記録に並んだ。 【大阪桐蔭vs北海】北海・片岡選手がミラクルキャッチ 　西谷監督の試合後の主なコメントは以下の通り。 　◇大阪桐蔭・西谷浩一監督 　（監督の最多勝利記録に並んだ）監督で勝ったわけでなく、自分の勝利ではない。僕も一生懸命やってきましたが、その時一緒にいただけです。（次戦は記録更新が懸かる）更新じゃなく、とにかく次の神村学園に勝ちたい。それだけです。 　私の記録というより、大阪桐蔭の歴代OBたちが頑張ってくれたものに、今の子どもたちが積み重ねた勝利。それは、うれしく思います。 　高嶋先生は若い時から公私にわたってお世話になってきた。数字では並んだかもしれないが、監督として並んだわけではない。いつか高嶋先生を超えるような指導者になりたいという気持ちはあります。 　（100勝も夢じゃないのでは？）体重ですか？（笑い）　もっと上なんで。一つ一つ頑張ります。 　初戦は何回やっても難しい。子どもたちがしっかりプレーしてくれた。 　先発の平嶋は状態も良かったし、背番号1なのでその責任感を持ってもらいたいという意味で起用した。ボールは暴れるところはあるが、それが平嶋の長所。相手をしっかりみながら、投げてくれた。 　きょうもミスがいっぱいあった。簡単でないと思うが、相手に粘り勝って、最後はみんなで校歌を歌いたい。その一念です。