前橋育英・中村太一、「兄を越えるため、全国大会に出られなかったお父さんの夢をかなえるため」途中出場から決勝ゴール【全国高校サッカー】
◇2日 第103回全国高校サッカー選手権3回戦 帝京大可児(岐阜)2―3前橋育英(群馬)=駒沢 前橋育英は、途中出場のFW中村太一(3年)の決勝弾で帝京大可児との接戦を3―2で制した。2点リードを追いつかれる苦しい展開となったが、後半36分にエリア内でボールを受けた中村が反転シュート。ゴール右に突き刺し、勝負を決めた。父・正彦さんと、3つ上の兄・旭希さんも同校出身。 兄が涙をのんだ8強に進出し、中村は「(兄を)越えるためと、全国大会に出られなかったお父さんの夢をかなえるために来た」と、家族の思いを背負って準決勝進出を目指す。
中日スポーツ