【PFL】渡辺華奈、勝負かけるも最終回残り8秒で敗れる。カモーシェに3年ぶりリベンジならず
『PFL 4: 2024 Regular Season』 2024年6月13日(日本時間14日・金曜日朝6時半~) 米国コネチカット州アンキャスヴィルのモヒガン・サン アリーナ 【写真】前日計量での気迫あふれるフェイスオフ ▼女子フライ級レギュラーシーズン 5分3R 〇リズ・カモーシェ(米国)22勝7敗 126lbs/51.15kg 3P+4P [3R 4分52秒 腕十字] ×渡辺華奈(日本)13勝3敗1分 125.75lbs/57.03kg 3P 同会場でのリベンジ戦にして、プレーオフ進出をかけたリーグ戦2戦目に向け、渡辺は、U-NEXTでの川尻達也との対談で、「何が何でも勝つ」と必勝を誓う。 前回のカモーシェ戦で渡辺は、オーソドックスに構え、カモーシェの左インローを受けてからの右クロスを浴びて後退。右オーバーハンドを被弾し、金網に詰まり、左右ラッシュにスタンドのままレフェリーが間に入ってTKO負けを喫した。 笑顔で入場した渡辺。力強くガッツポーズし、一礼でケージイン。カモーシェは落ち着いた表情。渡辺は蹲踞から立ち上がりコールを受けて胸を叩く。カモーシェはコールに両手を合わせる。 1R、サウスポー構えの渡辺は走り込んでいきなりダブルレッグへ。スプロールするカモーシェをドライブしてそのまま金網まで押し込もうとする。がぶりながら金網から体を入れ替え、逆に押し込むカモーシェは立つ渡辺をがぶりヒザ。ネックロック。亀から片ヒザ立ちの渡辺にギロチンも狙うカモーシェ。頭を下げさせるカモーシェに頭を上げて四つに持ち込む渡辺は小外刈テイクダウン! しかし下のカモーシェはキムラ狙いから腰を切り、腕十字へ! 両足をかけられた渡辺だが、足を外して潰して上に! 残り1分をトップから右で細かいパウンド。ハーフになるカモーシェに背中を着かせるが、カモーシェも右で差すとその頭に鉄槌を入れてゴング。がぶりと十字狙いのカモーシェ、後半は渡辺がダメージを与えたラウンドに。 2R、低いダブルレッグで2度飛び込む渡辺を切るカモーシェ。渡辺の得意の内股をかわしてバックテイク。亀の渡辺にシングルバックに。左で落とそうとする渡辺は右足はかけさせず、前に落とすとかつぎパス! しかしカモーシェもシングルレッグ狙いからハーフガードに。背中を着けさせた渡辺は肩固めへ! 右足を抜こうとする渡辺だが抜けず。 カモーシェは右で腹にパウンドも渡辺は足を抜き、サイドに出て肩固め! しかしカモーシェは横を向いて脱出。そのバックにつく渡辺はリアネイキドチョーク狙いもアゴ上でゴング。渡辺のラウンドに。 3R、初回が接戦のなか2Rにフィニュシュを狙った渡辺のスタミナはいかに。カモーシェの左ローにバランスを崩す渡辺だが、ダブルレッグで前に! 金網まで詰めるとカモーシェはヒザ蹴り。渡辺はダブルレッグに移行すると切るカモーシェに渡辺は片ヒザ立ちで動きが止まる! そこにラッシュのカモーシェに立ち上がる渡辺だが、カモーシェの左を受けてダウン! 立とうする渡辺は、意識が朦朧か、正座する形で立てず。そこに殴り掛かるカモーシェだが、ダブルレッグは渡辺。そこにカモーシェはギロチンチョーク! 首を抜いた渡辺はとうにスタミナが切れているようだが、インサイドガードからパウンド。下からあおるカモーシェにも正面に戻して拳を振るが、下のカモーシェはここで腕十字! 中腰にまでなった渡辺はタップ! ヒザを着いて茫然とする渡辺にカモーシェは抱きついて健闘を称えた。 ジャッジは2Rまでは渡辺を支持。最終回に一本勝ちを決めたカモーシェは「予想外の展開だった。柔道で来るかと思っていたらすぐにテイクダウンに来て、プレッシャーも強かった。とても強いファイターです。(残り8秒での一本勝ちだが?)どんな困難があっても打ち勝ちます」と語った。
ゴング格闘技
【関連記事】
- 『PFL 4: 2024 Regular Season』速報
- 【RIZIN】クレベルはいかにアーチュレッタを極めたか?『リバースクローズ』『バックサイド50/50』からのヒールフックを高橋“SUBMISSION”雄己が解説! 今週末「今成正和×須藤拓真」も
- 【K-1】参戦決定のブアカーオが18年ぶりトーナメント制覇へ向けて気合いの丸坊主&眉毛全剃り
- 【シュートボクシング】海人「野杁さんが負けて悔しい気持ちはある」世界と戦っていくために「今回は倒すことを目標にしている」
- 【RIZIN】賽は投げられた──武田に一本勝ちのシェイドゥラエフ「なるべく早く次戦を組んでほしい」&関をKOしたダウトベック「年末にはチャンピオンになる」