【台風情報】また迷走?台風18号は東シナ海へ北上のち“Uターン”の可能性も?5日先の予報円が“急拡大”のワケは 海外予報モデルも同じ傾向 5日先より先はどこへ 台風17号も北上中 気象庁・アメリカ・ヨーロッパ進路予想比較【10月6日まで雨・風シミュレーション】
■台風18号は猛烈な台風へ 台湾を直撃予想 その後は東シナ海で迷走も 大型の台風18号は、29日の夜から急速に発達して非常に強い勢力となっています。中心付近にはハッキリとした台風の目も見られて、発達の最盛期となっています。 【画像で詳しく確認】迷走?Uターン?台風18号は東シナ海で動きノロノロ予想 なぜ予報円が急拡大? 10月6日までの雨・風シミュレーション このあと台風18号は台湾を直撃して、沖縄方面から東シナ海へと進む予想が多くなっています。東シナ海では予報円が大きくなってどこへ行くのか予報のブレ幅が大きな状況も予想されています。気象庁やアメリカ・ヨーロッパの海外予報機関の予想もあわせて見ていきます。 気象庁(JMA) 台風は今が発達の最盛期です。このあと非常に強い勢力で台湾に直撃またはかなり接近する予想です。その後は、先島諸島へ進み東シナ海へと北上する予想となっていますが、台湾接近後は陸地の影響を受けるため、かなり勢力を落とす見込みとなっています。 また3日先以降の台風進路の予報円の大きさが急に大きくなり重なっています。これは動きが遅くなりコースも定まっておらずブレ幅がかなり大きくなっていることを示しています。 気象庁が日々の天気予報で使っている計算モデルの一つ、GSMモデルでは台風は3日以降、東シナ海で動きがゆっくりとなり、同じような位置に停滞する可能性も示されています。なぜこのような動きになると予想されているのでしょうか。 【画像で確認】東シナ海で停滞!?10月6日(日)までの雨・風シミュレーション ■台風を流す上空の風がなく迷走?秋でも偏西風に乗れずにノロノロ 台風18号は先週までの予想に比べると、非常に強い勢力に発達して北上のスピードが遅くなっています。これには周辺の上空の高気圧が台風の北側に張り出していて北上をブロックする形になっています。 2日(水)になると北側の高気圧は多少弱まるため台風は北寄りへと進めるようになります。ただ台風の周辺には台風を加速させるような上空の風は吹いていないため動きは比較的ゆっくりです。 台風を大きく加速させるような風が吹いている上空の偏西風の流れは朝鮮半島付近と離れたところを吹いています。