上原浩治氏が菅野智之のメジャー移籍語る 34歳でオリオールズ入りから世界一、成功の秘訣は
元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が18日までに公式YouTube「解体慎書」を更新し、元巨人の上原浩治氏(49=日刊スポーツ評論家)と対談。海外FA権を行使して、巨人からオリオールズ入りが決まった菅野智之投手(35)がメジャーで成功する秘訣(ひけつ)などを語り合った。 【写真】オリオールズの公式SNSで発表された菅野智之 上原氏も海外FA権で巨人からオリオールズに移籍。34歳のシーズンとなった09年にメジャー初登板し、13年にレッドソックスでクローザーとして世界一に輝いた。菅野がメジャーで成功する条件を問われると「周りに合わさないこと」を挙げた。 「練習でもそうですし、例に出すと大谷選手の情報とかも、1人で行動している感じがあるじゃないですか。試合終わったらすぐ帰るとか、周りに合わさずに練習も表ではやらないとか。そういう自分の何かを持っておくことが大事かもしれないです」と語った。 菅野は35歳で渡米する。上原氏は自身の移籍当時の経験について「体が持てばいけるかなと正直思いました。やっぱり壊れましたけど。34の年だったので、きつかったですね。20前半とかで行けたら幸せですよ」と語った。その後、先発からリリーフに転向。チームメートとの交流も積極的だった。 「自分がバカになることが大事でした。僕の中で。自分がバカになって溶け込んでいく。あとは通訳を置かない。グラウンド内で一緒に行動しない、通訳と。そうすると向こうの選手も1人で分からんのにって、しゃべりかけてくれるんで。全然グラウンド内では通訳と一緒にいなかったです。今はグーグル翻訳もありますからね。そういうのも大事です」と笑った。 菅野については「自分が行った時とは違う。僕は右肩下がりで行っているので。彼は去年復活して、いけるんじゃないかという気はするんですけどね」。宮本氏は「日本の成績がそのまま出たら大成功じゃないですか。出なかったとしても1年間チームのために、チームに必要であれば成功」と期待した。