修斗の同時2階級制覇王者の新井丈が2度目の参戦。「テーマは“JO is Back”。強い新井丈を見せる」【RIZIN.48】
「RIZIN.48」(9月29日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の追加カード発表会見が8月21日、都内で開催された。 修斗の世界ストロー級とフライ級の同時2階級制覇王者の新井丈(和術慧舟會HEARTS)が昨年大晦日以来の参戦で南アフリカのエンカジムーロ・ズールー(南アフリカ共和国/CIT Performance Institute)対戦する。 新井は昨年11月に山内渉との激闘の末、フライ級王座を獲得。その激闘からわずか1カ月という短いスパンでのRIZIN初参戦でヒロヤと対戦し、2RでTKO負けを喫した。今回はそこからの再起戦となる。 ズールーは2013年3月にカンボジアのCTNプロモーションでプロデビュー。EFCを主戦場に戦績を重ねる、2014年2月に空位のバンタム級世界王座決定戦でチャーリー・ヴェヤーを1RパンチでKOし王座を獲得。初防衛戦で王座陥落後は階級を下げ、2015年8月にクレイグ・ニノウを1RにパンチでKOしフライ級王者に輝いた。2016年には南アフリカ出身選手として初めて「The Ultimate Fighter(TUF) 24」に出場。7月の初戦で扇久保博正に2R一本負けを喫している。2023年7月にはEFCバンタム級王座決定戦でムサ・セツワペを4Rでリアネイキドチョークで破り2階級同時王者に。直近では今年3月にフライ級王座を防衛している。 会見を欠席したズールーはRIZINを通じ「対戦相手はとてもタフな相手だが俺はいつも通りベストを尽くし、観客が喜ぶような試合をするだけさ。遊びに行くわけではない。アライをフィニッシュしに行く。会場で会おうぜ。チャオ」とコメント。 これを受けて新井は「去年の大晦日にRIZINでたくさんのものを失って、9カ月。そこから自分の穴を埋めるべくたくさん準備してきました。テーマは“JO is Back”。また強い新井丈を見せて、観客の皆さんの心を震わせる試合をするつもりです。チャオ」と返した。 ズールーについては「最初は誰?と思いました。でも調べれば調べるほど、実力者で、7~8年前からアフリカの団体の王者みたい。そこに勝つことで新井丈のステップアップになる相手だなと思っているので、しっかりクリアしてその次を見ていきたいと思っている」と語った。
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