ブンデスリーガ開幕直前現地情報 堂安律、板倉滉、佐野海舟...日本人選手たちは今季活躍できる?
【昨季以上に攻撃に専念できるか】 堂安律(フライブルク/MF) 堂安律選手はほぼ100%ですが、ケガなどもあるかもしれないので95%。 今季のフライブルクで昨季と大きく変わったところは監督です。ただ、ユリアン・シュスターという、もともとフライブルクでプレーしていた選手で、前任の(クリスティアン・シュトライヒ)監督の時もプレーしていた方なので、チームの流れを継続していこうとする招聘だと思います。 そんななか、堂安選手はプレシーズンからしっかり先発出場を続けています。彼の評価に対しては、クレーメンス・ハルテンバッハスポーツダイレクターがこんなことを話していました。 「彼は自身のフットボールとしてのプロフィールを仕上げていくにあたって、コーチ陣とともにハードワークした。とくに相手のボールに対する守りだったり、後方に向けての責任感、デュエルでのボールを奪おうとする執念深さは大きく前進した」 日本代表でもウイングバック(WB)をやったことがありましたが、昨季のフライブルクでもWBでプレーすることが多く、守備面での評価がすごく高まっています。 今季は3バックの形を試した試合が少ないみたいなので、4-2-3-1の右サイドハーフを務める機会が増えそうですが、クラブからの評価が高いのもあって、今季も先発出場が基本になるのではと感じています。 あとは安定したパフォーマンスができるからこそ、ここからもうひとつ突き抜けられるか。10ゴール以上を取るなど評価をさらに上げることができるか。チームのなかでさらに突き抜けた存在になれるか注目ですね。昨季のようにWBで守備もいっぱいやらなければいけない状況は減りそうなので、より攻撃に専念できるのではと楽しみにしています。
【ディフェンスリーダーとしての自覚】 板倉滉(ボルシアMG/DF) 板倉滉選手も95%。先週末のDFBポカールでも先発出場していて、勝利に貢献していますし、フレシーズマッチでも基本的にセンターバック(CB)のレギュラーとしてプレーしています。 気になる点では、直前にCBにケガ人が出たという話も入っています。DFBポカールではU-19イタリア代表のファビオ・キアロディアという選手と組んでいましたけど、リーグも彼とCBを組む可能性が高くなっています。そこの連係面はひとつポイントになるでしょうね。 先週、練習取材に行って本人に少し話を聞いたら「ここ最近だと一番コンディションいいです。めちゃくちゃバッチリ」とのことです。表情もかなり柔らかくて、本番に向けてかなり心身が高まってきている感じがしました。それに練習中もかなりDF陣に対して話しかけるシーンが多く、DFラインのリーダーとしてやっていく自覚を感じました。 キャプテングループみたいなものからは今季外れたようなんですけど、新しい選手が入ってきて少しメンバーが変わったなかでも周りとコミュニケーションが取れる選手ですし、本人からはこれからもガンガンやっていくという雰囲気をすごく感じています。