「実年齢より、老けて見えるよね」と、内心思われがちな人の「髪」3大特徴とは
40~50代になってから、髪の毛のつやがなくなり始めた……。 そんなお悩みはありませんか? 【 表 】更年期におすすめな11種類の漢方薬 日本の女性は一般的に50歳頃に閉経を迎えるといわれており、昨今の研究では閉経の平均年齢は52歳で、閉経前後の5年間は更年期と定義されます。 この時期はホルモンバランスの影響で、からだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いようです。 更年期女性によくあるお悩みのひとつに「髪がパサつき抜け毛が増える」ことがあります。 今回は、更年期の髪のお悩みについて、「あんしん漢方」の薬剤師、山形ゆかりさんに教えてもらいました。
髪の毛のせいで老けて見える理由
髪の毛は見た目の印象に大きく関わります。老けて見える髪の毛の特徴を3つご紹介します。 【1】加齢による皮膚筋膜の衰え 髪のうねりやパサつきは、老けて見える髪の特徴のひとつです。 この主な原因は、加齢による頭皮の筋膜の衰えにあります。 年齢を重ねるにつれて毛根を囲んでいる毛穴が緩んでゆがみ、クセがついてうねりながら生えてしまうのです。 また、白髪を抜くのもうねりの原因となります。 白髪を抜く際に毛穴がゆがみ、そのあとに生えてくる髪がうねってしまいます。 【2】白髪の増加 白髪が増えると、一気に見た目が老けて見えます。 白髪が増える主な原因は、メラニン色素の減少です。 メラニン色素は、メラノサイトと呼ばれる細胞で作られますが、加齢やストレスなどによって生成されにくくなるのです。 また、メラノサイトの数自体が加齢によって減少しやすくなることも、白髪の増加につながります。 【3】薄毛 髪のボリュームが減り、薄くなることも老けて見える特徴のひとつです。 薄毛の原因のひとつに、加齢による女性ホルモンのバランスの乱れがあります。 更年期を迎えると、髪にハリやコシを与えるエストロゲンが一気に減少するため、髪が細くなり抜けやすくなるのです。 また、女性ホルモンの濃度が下がると、髪の毛の成長が遅くなって抜け落ちやすくなるともいわれています。