【ランキング】受験生を応援する夜食と広告 人気があった意外な大学のCMとは?
受験生は長時間、勉強を続け、不安な気持ちと戦いながら生活をしています。そんな受験生を支えるアイテムやコンテンツとはどのようなものでしょうか。受験生が「一番食べた夜食」と「一番印象に残った広告」について、約1600人を対象にした調査から出したランキングをもとに読み解きます。(写真=Getty Images) 【ランキング】大学受験期に一番食べた夜食は?
「タイパがいい」夜食が人気
Studyplusトレンド研究所は、2023年度に大学受験をした全国の「Studyplus」ユーザーを対象に「大学受験期のトレンドに関する調査」を実施(回答1608人)。受験期を支えたコンテンツやアイテムなどを聞き、「受験トレンド白書2024」として公表しています。 「大学受験期に一番食べた夜食」では、1位「カロリーメイト」(大塚製薬)、2位「inゼリー」(森永製菓)でした。いずれも栄養補助食品です。 ただ、アンケートの回答者の半数は「夜食を食べていない」と回答しました。 Studyplus Ads事業本部 総合プランニング事業部の伊藤芳(かおる)さんは、ランキングの結果について、「夜食を食べることは『太る』『健康にあまりよくない』といった考えを持つ健康志向の受験生が多く、食べるのであれば『できるだけ体にいいもの』という視点で選んでいるのかもしれません」と分析します。 「カロリーメイト」や「inゼリー」は、「片手に持ちながら」といった方法で、「学習をしながら、食べることができる形状」も特徴の一つです。 「Z世代はタイパ(タイムパフォーマンス=時間対効果)を重視する傾向にあります。学習しながら食べることができるという点では、『タイパがいい夜食』と言えます」 3位の「カップヌードル」は、保護者世代からの定番夜食ではないでしょうか。ほかにもラーメン、カップうどんなど、温かい麺類がランキングに入っています。 「寒い時期の夜食として食べる受験生が多いのではないでしょうか」(伊藤さん) 4位の森永ラムネは、ブドウ糖補給を意識して食べている受験生が多いようです。ブドウ糖は脳の活動を維持するのに重要な栄養素で、この商品は頭を使う受験生のおやつとして知られるようになりました。 「『ラムネが脳にいいらしい』という話は、私が受験生だった頃から言われていましたが、真偽のほどはよくわかりませんでした。いまはSNSで情報収集できたり、食べた人の感想などを聞くことができたりして、受験生の情報の質が高くなっています。『何がいいか』をよく調べた上で食べている受験生が多いように思います」 ランキングには入っていないものの、「一番食べた夜食」として「親の料理」という回答も複数ありました。ほっとさせられる話です。