刺激的な韓流アイドル⁉ 「ヒョンデIONIQ 5 N」の正体は“ハイパフォーマンスEV”でした(加藤)
人で例えるなら、韓流スターかK-POPの歌手かと。ハンサムと形容したくなる「ヒョンデIONIQ 5 N(アイオニック・ファイブ・エヌ)」が、日本上陸です。走りもいい。ガソリンは使わない。結構な万能選手でもあります。
人で例えるなら、韓流スターかK-POPの歌手かと。ハンサムと形容したくなる「ヒョンデIONIQ 5 N(アイオニック・ファイブ・エヌ)」が、日本上陸です。走りもいい。ガソリンは使わない。結構な万能選手でもあります。
「N」のネーミングはスポーツモデルの証
IONIQ 5 Nは、韓国で2023年に発表された4ドアのピュアEV。最大の特徴は、スポーツカー並みの走行性能。一方、静かで乗り心地も上々。助手席の彼女は快適で、ドライバーは楽しい。ふたつの面でとてもよく出来たクルマであります。 2024年6月5日に日本での発売が決まったIONIQ 5 N。それに先がけて4月下旬に日本でメディア試乗会が開催されました。クルマに詳しいかたなら、2022年から日本で発売されている「ヒョンデIONIQ 5」とどこが違うの? って思うのでは。 まったく違います。これが答え。サブネームにある「N」はヒョンデのラインナップの頂点に位置するスポーツモデルのこと。BMWだと「M」、アウディだと「RS」、トヨタだと「GR」に相当します。世界ラリー選手権などでも活躍するヒョンデだけに、走りに特化したモデルに「N」をつけています。
実際、IONIQ 5 Nは最高出力がシステム合計で478kW、最大トルクは770Nmに達します。静止から時速100kmまでの加速に要する時間はたった3.4秒。スーパースポーツカー並みです。
サーキットを走ると、加速のよさとともに、カーブを曲がる時の安定性は大したものだと感心します。パワーが上がっているだけでなく、ボディ剛性をうんと高め、専用サスペンションシステムと専用ブレーキと専用タイヤを与えられただけあります。
クルマ好きも大満足な、ドリフトだってお手の物
もうひとつの楽しさは、ドリフト走行が結構、簡単に出来てしまうこと。モニターで「Nドリフトオプティマイザー」を選択すると、後輪へのトルク配分が多くなって、ボンッと強めにアクセルを踏んでハンドルを切ると、フロントを軸にしてリアの部分が外へとふくらんでいきます。