【ラグビー日本代表】きょうPNC準決勝・サモア代表戦 エディーHC「チーム全員がまとまっていけるかが肝になる」
JRFU(日本ラグビーフットボール協会)は、9月15日に秩父宮ラグビー場で行われる「アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2024」準決勝・サモア代表戦に臨む日本代表メンバー23人を発表しました。 カナダ、アメリカに連勝してプールBの1位で準決勝進出を決めたエディーJAPAN。エディー・ジョーンズHCが「次の試合は、苦しい場面、うまくいかない場面が必ず訪れる。その時にチーム全員がまとまっていけるか、同じ考えを共有できるかが肝となってくる」と語ったサモア代表戦。注目のメンバーは、壮絶なフィジカルバトルを制したアメリカ戦から、けがで離脱した選手の影響もあり、数人の選手が入れ替わりました。 FW陣では、離脱した坂手淳史選手に代わって、HOで原田衛選手が先発。勢いに乗ると前に出る力強さが増してくるサモアに対しては「ラック周りでどんどん仕掛けてくるサモアには、タフなFWで対抗したい」と、この大会を機に初めてJAPANに召集した身長196cm体重122kgのエピネリ・ウルイヴァイティ選手を起用。初キャップとなるビッグマンへの期待を口にしました。 そのほか、「サイズのあるランナーを起用することでサモアをどんどんバックフット(上手くいかない場面)に追い込んでいきたい」と、FLには去年のワールドカップフランス大会で抜群の走力と破壊力をみせたファカタヴァ アマト選手を先発メンバーに抜擢しました。 試合のカギを握るハーフ団には、3試合連続の先発となるSHの藤原忍選手とともにキャプテンの立川理道選手を起用。34歳ながらプレーの精度・フィジカルとも健在の立川選手については、「スターターとして十分に準備ができている」としたうえで、「ハル(立川選手)には、チームをまとめる力、苦しいときにチームを同じ方向に導いていく力がある」と、全幅の信頼を口にしました。 BK陣では、「神戸でも経験しているポジション」としてFBにSOから回った李承信選手を起用。けがでチームを離れたジョネ・ナイカブラ選手に代わってWTBでは長田智希選手が先発します。 そのほかリザーブながら、梶村祐介選手、高橋汰地選手がメンバー入り。エディーHCが「とてもタフなプレイヤー」と評価する松岡賢太選手も初キャップとなるメンバーに名を連ねました。 キャプテンで司令塔を務める立川理道選手が「若いチームだが、チームとしては試合を重ねるごとに成長している手ごたえを感じている。SHの藤原とともに、チームのやるべきことをやって、ゲームをコントロールしていきたい。しっかりと自信をもって臨みたい」と語ったサモア代表戦。タイトル獲得へ越えなければいけない壁。チームとしての対応力、成長力が試される準決勝が始まります。 【登録メンバー(23人)】◎=ゲームキャプテン 1 三浦昌悟(トヨタヴェルブリッツ) 2 原田衛(東芝ブレイブルーパス東京) 3 竹内柊平(浦安D-Rocks) 4 エピネリ・ウルイヴァイティ(三菱重工相模原ダイナボアーズ) 5 ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京) 6 ファカタヴァ アマト(リコーブラックラムズ東京) 7 下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス) 8 ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ) 9 藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ) 10◎立川理道(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ) 11 マロ・ツイタマ(静岡ブルーレヴズ) 12 ニコラス・マクカラン(トヨタヴェルブリッツ) 13 ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ) 14 長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ) 15 李承信(コベルコ神戸スティーラーズ) 16 松岡賢太(コベルコ神戸スティーラーズ) 17 岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス) 18 為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ) 19 アイザイア・マプスア(トヨタヴェルブリッツ) 20 ティエナン・コストリー(コベルコ神戸スティーラーズ) 21 小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ) 22 梶村祐介(横浜キヤノンイーグルス) 23 高橋汰地(トヨタヴェルブリッツ) 【試合日程】 9月15日(日)午後3時5分キックオフ 秩父宮ラグビー場(東京)
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