「不動産投資」を始める前に、踏むべき5つのステップ。6つの物件を所有するミレニアル世代夫婦が伝授(海外)
フランツとクリスタルのエスパニョール夫妻は、2014年に初めて賃貸物件を購入し、今では5つ以上所有している。 大家になるのは「手っ取り早く金持ちになる」方法ではなく、労力を要するビジネスだ。 成功には優れたチームとリサーチ、それにテナントを大事にすることが必要だ。 クリスタル(37歳)は、夫のフランツ(38歳)に不動産投資を始めるべきだと言われたときに戸惑った。彼女はもともと合計10万ドル(約1500万円)を超える学生ローンの返済を心配しており、不動産を購入し始めるような安定した立場にないと感じていた。だがフランツは、今は不動産に投資し始める時期ではないとの妻の言葉に耳を貸さなかった。 フランツはInsiderに対して「僕は頑固だからね。不動産投資はレバレッジを掛けられるかお金に働いてもらえる一つの方法だと妻を説得したんだ。妻を困らせてしまったが」と語った。 2014年、夫婦は最初の賃貸物件を購入した。現在二人はフィラデルフィアに5つ、南カリフォルニアの自宅近くに1つの賃貸物件を所有しており、さらに投資と賃貸業務の拡大を検討している。 とはいえ、賃貸はそんなに簡単に稼げるビジネスではない。「私たちと同じことをしたい人は、賃貸業務を『手っ取り早く金持ちになる』手段ではなく、賃貸物件の所有や管理にどのような作業を伴うのかを理解することが肝心だ」とクリスタルはInsiderに言う。 では、夫婦のアドバイスをお教えしよう。
1. リサーチから始める
結局、山ほど本を読むはめになった、とクリスタルは言う。「毎週図書館に行き、不動産やパーソナル・ファイナンスに関する本を借りまくった。毎晩、休みの日にも本を読み、ポッドキャストを聞いた」 すると、最初の物件投資に対する自信が生まれたという。自信がつき、投資は単なるリスクではなく資産形成のツールであるという考え方に変わったのだ。 とはいえ、不動産投資をするのに大家になる必要はない。だれもが大家に向いているわけではなく、不動産を購入する前に他の選択肢の長所と短所を知ることが大事なのだ。「不動産業界に足を踏み入れるのに、不動産を買う必要はない。不動産開発業者の株式や、不動産投資信託(REIT)に投資をするだけで良い。それもすべて不動産投資の異なる手段だ」(クリスタル)