「不動産投資」を始める前に、踏むべき5つのステップ。6つの物件を所有するミレニアル世代夫婦が伝授(海外)
2. 他の不動産所有者とネットワークを構築し、メンターを探す
だが、大家になりたいなら、自分よりも経験豊富な不動産所有者とネットワークを構築することが重要だ、とクリスタルは言う。「ネットワーキング・イベントに参加して、そこで知り合いを増やそう。そうした人たちの知恵を借りて、どうやって今の立場を築いたのか理解する。成功にはヒントが隠されていて、その人たちがそこに至った過程がわかる」 フランツも続ける。「ネットワーキングは重要だけれども、同時に情報が豊富で成功に導いてくれるメンターを探すことも大事だ。私たち夫婦にはメンターがいるし、自分たちも他の人のメンターになっている。ネットワークの中のいかに多くの人が、自分の成功に寄与してくれているのか知って驚くだろう」
3. 優れたプロパティーマネージャーに投資する
夫婦は自分たちの成功の大半は、自宅のあるカリフォルニアから遠く離れたフィラデルフィアで賃貸物件を管理してくれている「スーパースター」のプロパティーマネージャーのおかげだと口を揃える。 最初はプロパティーマネージャーにロースクール時代の友達を使っていたが、結局彼はその事業を別の人に売却してしまった。その新しいプロパティーマネージャーがひどかった。そこで、クリスタルは思い切って自分で5~6社のプロパティーマネージャーと面談した。当時を回顧して「(友達ではなく)もっとちゃんとしたマネージャーに任せるべきだったと直感した。だがいまは、プロパティーマネージャーは非常に価値があることがわかり、そのための投資を後悔していない」
4. 賃貸事業はビジネスであり、働かなければならないことを認識する
クリスタルは弁護士からライフコーチに転身し、フルタイムで働いているが、投資物件にかかる業務は少なくとも「アルバイト」だという。クリスタル曰く「常に物件を良い状態に維持し、テナントのニーズを満たし、支払いを行わなければならない」 「不労所得」という言葉を、投資を行った後は何もしなくても良いという意味だと考える人がいるが、それは間違いだ。「不動産投資には多くの作業を伴う。それはアルバイトのようだが、自分が好きでやっていることだ」