「不動産投資」を始める前に、踏むべき5つのステップ。6つの物件を所有するミレニアル世代夫婦が伝授(海外)
5. テナントに対する義務を理解する
気が利く対応の早い大家でいることは、倫理的な理由から重要なだけでなく、法律で義務付けられていることでもある。 「私たち夫婦は弁護士なので、不動産法を理解している。テナントに清潔で素敵な家を提供し、アパートの修繕を行うことが大家には必要不可欠」とクリスタルは言う。 フィラデルフィアで借りていたアパートの大家がひどかった自らの経験から、クリスタルは自分のテナントにはそんな経験はさせまいと心に決めた。彼女のアパートはメンテナンスがずさんで不快な状況だった。ネズミがはびこっていたのに、大家はちっともアパートの修繕をしてくれなかった。 クリスタルは言う。「私たちは、すぐにテナントの修繕を行うようにしている。このビジネスを成功させるには、大家でいることが本当に好きでなければならない。『大家』は単なる肩書きだと思っている人もいるが、そこに住む人々の生活は大家の手の中に委ねられているのだから」 ※本稿は当初2022年4月に掲載されたものです。
A.J. Cohen