「もしかして不倫してる?」夫は隠しているつもりでも、妻はごまかせない。「オンナの勘」以外で、不倫の証拠を見つける場合って?
味覚障害があらわれるほどのストレスが!
胡桃さんは「あのときは何を食べても味が分からなくて…」と苦しい胸のうちを打ち明けます。風邪をひいているわけでもないのに突然、高熱を出し、会社を休み、自宅で休むことが何度か続きました。それ以外にも目が乾いて見づらい、舌がざらざらして違和感がある、首や肩がこり固まるなどの症状に悩まされるように。 最初のうち、「ちょっと疲れているのかな」と軽く考えていたのですが、ついには味覚を失ってしまい、「まさか!コロナ?!」と慌てて診療所に駆け込んだのです。しかし、抗原検査の結果は陰性。 医師には「味覚障害の可能性が高い。最近、何かストレスはありませんでしたか?」と気を使われたのです。思い当たる節はあるのでしょうか? 胡桃さんにとって抱えきれないほどのストレスの対象は1ヵ月前の出来事。思わぬ形で「夫の裏切り」に遭遇したことです。
お互いの自由を尊重してきたはずなのに、ひどすぎる
胡桃さん夫婦の家計は独立採算制。胡桃さんの手取りは毎月24万円、夫は毎月26万円なので家賃や水道光熱費、食費などの生活費は折半。基本的には胡桃さんの口座から引き落とされるので月末に夫が胡桃さんへ生活費の半分を現金で渡す決まりでした。それ以外は何に使おうが自由。使い道に干渉しないのが夫婦のルールでした。 そして夫婦の趣味は自由放任主義。胡桃さんの趣味はパワースポットめぐり。滝や山、神社などに行ってパワーをもらいます。一方、夫の趣味はスポーツ観戦。特に浦和レッズの熱烈なサポーターでアウェイの試合に遠征することも。「Jリーグ観戦実態調査(じゃらんリサーチセンター)によると観戦者のうち、37%はアウェイ観戦にも行っているようです。 筆者は「休みの日は大宮さんも旦那さんも別行動なのですか?」と尋ねると、胡桃さんは「お互いに詮索しないのがルールなんです」と答えます。どちらも行った先で何をしようが自由。休日は別行動ですが、つかず離れずがちょうどいい距離感。少なくとも胡桃さんはそう思っていました。 このようにマイペースな生活を送るなか、胡桃さんは夫のある秘密に気付いてしまいます。胡桃さんが掃除機をかけるため、夫の部屋に入ると、机の上に開封済の封筒が置かれていました。これはクレジットカードの明細。「『見てください』と言わんばかりだったんです!」と振り返ります。