スティーブ・カーHCがアメリカ代表指揮官を辞任か 後任候補はACの2人
パリ五輪でアメリカ代表に金メダルをもたらしたゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)が、代表指揮官を辞する見込みと現地メディアで報じられている。マーク・スタイン記者によると、代表でアシスタントコーチを務めてきた、マイアミ・ヒートのエリック・スポールストラHCかロサンゼルス・クリッパーズのタロン・ルーHCが後任になると見られている。 ウォリアーズを4度NBAの頂点に導いたカーHCは、2016年のリオ五輪後にグレッグ・ポポビッチ(サンアントニオ・スパーズ)のアシスタントとしてアメリカ代表に加わった。2021年に開催された東京五輪では、アメリカ代表の金メダル獲得に貢献。その後ポポビッチHCが退任し、カーHCが指揮官に就任していた。 2023年のFIBAワールドカップでは4位と不本意な結果に終わったものの、パリ五輪ではレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ステフィン・カリー(ウォリアーズ)、ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)など多くのスター選手が参戦し、五輪5連覇を達成した。 今回のパリ五輪優勝によってカーHCは、ポポビッチHC、ルディ・トムジャノビッチHC、レニー・ウィルケンズHC、チャック・デイリーHCと並び、NBAと五輪の両方で優勝を経験した史上5人目のヘッドコーチとなった。 カーHCの後任として期待される2人も実績十分だ。スポールストラHCは、17シーズンにわたってマイアミ・ヒートを率い、750勝527敗(.587)という戦績を残している。2012年と2013年の連覇を含め、ヒートを6度のNBAファイナルに導いている。ルーHCはクリッパーズとクリーブランド・キャバリアーズで312勝217敗(.590)の成績を残し、2016年のNBAファイナルではカーHC率いるウォリアーズを破って優勝を果たした。
NBA Rakuten