リーグ・アンで外国人監督の進出が裏付ける傾向とは?【現地発】
リーグ・アン史上でも初めて外国人の指揮官が数で上回る
2022年10月にリヨンの監督に途中就任し、まずまずの仕事を見せたブランだったが、今シーズンは4節まで指揮を執ったところで1勝もできずに解任されてしまった。(C)Getty Images
ヴェンゲル、ジダン、デシャンなど複数のフランス人監督が平行して、異国のビッグクラブで辣腕を振るう――。それはもはや御伽話なのだろうか。リーグ・アンでも近年は外国人監督が幅を利かせるようになっている。(文:フランソワ・ヴェルドネ/訳:結城麻里 2024年1月18日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載) ―――◆―――◆――― 前半戦を終えた今シーズンのリーグ・アンで、監督をすでに交代させているクラブは、ほんの4つだけだ。昨シーズンの同時期には9クラブを数えていたので、解任の“犠牲者”は明らかに減っている。 各クラブの会長たちがいくらかでも忍耐強くなっているのは、今シーズンからフォーマットが変わったせいかもしれない。昨シーズンまでの20チーム制から今シーズンは18チーム制となり、2部降格は4チームから3チームへと減っている。しか
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