山田虎矢太がボディーブローで「骨何本かは行く」と警告。森岡悠樹は「どうぞ。そこに右ストレートを合わせる」【SB】
シュートボクシング(SB)の「SHOOT BOXING 2024 act.3」(6月15日、東京・後楽園ホール)の前日計量が6月14日、都内で行われた。 セミファイナルのオープンフィンガーグローブマッチ(OFGM)で対戦するSB日本スーパーバンタム級王者の山田虎矢太(シーザージム)とスック・ワンキントーン・スーパーバンタム級王者の森岡悠樹(北流会君津ジム)ともに規定体重ジャストの56.5kgで計量をクリアした。 今回の試合は当初は通常のグローブマッチが予定されていたのだが、カード発表会見で欠席した森岡が「もし覚悟があるなら俺とオープンフィンガーグローブでやりませんか?」とメッセージを贈ると山田も「望むところ」と返答し、その場でOFGMに変更となったという経緯がある。 計量後の会見でKNOCK OUTからの参戦となる森岡は「初参戦で王者と試合を組んでくれて、明日はワクワクしている。自分は他団体から乗り込んできたので、しっかり結果が見えるKOで決着をつけたい」、山田は「明日は再起戦ということで、レベルアップした姿をお届けします。相手の森岡選手はスック・ワンキントーンの王者だし、先日はONEでKO勝ちを収めた素晴らしい選手。そういう選手にオープンフィンガーグローブで激しい試合を見せて、最後は自分が倒して勝ちます」とともにKO決着を約束した。
互いの印象を語る中で森岡が「ガードもしっかりしていて、パンチも蹴りも攻撃がシャープ。でも明日はオープンフィンガー。普段はグローブだったらガードできたのがどんどん攻撃が入ると思うので、せっかくオープンフィンガーにしてもらったので、しっかりパンチで倒して勝ちたい」とパンチでのKOを口にすると山田は「KO率も高いし、その中でも右ストレートのKOが多いので、右ストレートには強い警戒をしている。ただ、自分は一つの攻撃だけでなくいろいろな攻撃に自信を持っている。その右ストレートに、さらに強い右ストレートで倒したいという気持ちもある。明日はどちらかかが倒れる、いや僕が倒しますが、そんな試合になると思っている」と森岡の右ストレートに警戒しつつも、最終的には自分が倒すと宣言。 今回、山田はOFG初体験なのだが「最初は距離感とか打ち方とか、普通のグローブと違って勝手が違い戸惑ったが、練習をしていくうちに体重の乗せ方とか、グローブよりシンプルに軽いので回転数が上がったり、得意なパンチがより強化されている感じがある。今はアジャストできているので自信しかない」と語る。得意のボディーブローについては「多分なんですが、骨何本かは行きますね。しっかりガードしておいたほうがいい」と森岡に警告すると、これに森岡は「オープンフィンガーでのボディーはやばいというのは練習で分かったのでばりばりに鍛えてきた。何発撃たれても大丈夫。ボディーブローを狙って来るなら、それに右ストレートを間違いなく合わせる練習をしてきたので、狙いたいなら“どうぞ”という感じ」と返した。