障害者施設みどりの家に京山将弥投手らベイスターズ選手が訪問(横浜市)
セ・リーグ3位からの下剋上で26年ぶりの日本一を果たしたプロ野球、横浜DeNAベイスターズの京山将弥投手ら3選手が12日、障害者が通う生活介護事業所「みどりの家」(出口博喜施設長、横浜市)を訪問した。 社会貢献活動の一環で、3選手は車いすに乗った利用者と軟らかい球でキャッチボールをしたり、写真撮影をしたりした。みどりの家は日本一を祝う手作りの巨大ボードを吊るして出迎えた。 原田直也さん(38)は18歳でみどりの家に通い始め、両親ともどものベイスターズファン。同日、三浦大輔監督の現役時代のサイン入り帽子をかぶって3選手を待ち構えた。 交流後、「日本一になって良かった。選手が来てくれて楽しかった」と話し、今季23試合に登板した京山投手は球団を通じ「たくさんの人の支えの中で、自分たちが野球をできていることを実感した」とコメントした。 みどりの家は重い障害のある人が通う事業所で、診療所を併設する点が特長。2004年5月に開設し、今年20周年を迎えた。運営するのは社会福祉法人キャマラードで、法人名はフランス語の「仲間」という意味だ。 出口施設長は3選手の訪問について「野球観戦に行きたくても行けない人がいることを知ってもらう機会になってうれしい」と話し、今後もさまざまな立場の人と交流することに意欲を示した。