【中日新聞杯展望】前走で凡走した馬が巻き返して高配当を演出
2000年~11年までは冬の開催で行われていて、12年から春の開催へ移動。そして、17年から再び冬の開催に戻ってきた一戦。凡走から変わり身を見せてくる馬が多く、21年は8・17・10番人気の順で入線し3連単配当は230万円を超える大波乱となった。これほどではないが、一昨年も5・4・10番人気で3連単151,620円、昨年も2・13・4番人気で3連単102,660円と荒れる傾向にあるのは間違いない。 【写真】ドクタードリトルのこれまでの軌跡 1.前走敗れた馬が巻き返す 今の時期に行われるようになった近7回で、前走5着以内だった馬は[2-1-3-35]で複勝率14.6%と不振。前走1着馬に関しては[1-1-0-10]だ。それに対して、前走が6~9着の馬は[3-3-1-24]で複勝率22.6%、単勝・複勝共に大きく100%を超えている。配当妙味も踏まえれば前走凡走して人気を落としそうな馬が狙い目になる。 2.間隔の空いている馬が優勢 近7回で、中2週以内で出走してきた馬は勝っていない。逆に中4~8週で3勝、10~25週で3勝と、ゆとりのあるローテーションで出走してくる馬が走ってきやすい。ただし、さすがに半年以上の休養明けは割引となる。 3.持続力が要求される 中京コースは直線の入り口に急坂があり、坂を上り切った後もしばらく直線が続く。単なるキレ味よりは持続力が求められやすいコース形態で、阪神や東京におけるスピード勝負では分が悪かった馬が変わり身を見せてくることもしばしばある。 ドクタードリトルは前走の福島記念で1番人気に支持されながらも7着に敗れた。中京コースは3走前に3勝クラスを圧勝。相性が良い。人気も落ちそうなここが狙い目になる。