LVMH系投資会社が資本参加するシーフレーバーズが三上大進のdr365を買収
LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LMVH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)系の投資会社、Lキャタルトン・アジア(L CATTERTON ASIA)が資本参加するCi FLAVORS(シーフレーバーズ)はこのほど、スキンケア研究家・コメンテーターとして活躍する三上大進が代表を務めるdr365の全株式を取得し、子会社化した。dr365はスキンケア商品の開発・マーケティングに対する豊富なナレッジを活かしながら、さらなる事業領域の拡大と海外への販路拡大を図る。 【画像】LVMH系投資会社が資本参加するシーフレーバーズが三上大進のdr365を買収
dr365は2020年に設立。ユーザー視点の商品開発・コミュニケーションを続けるD2Cスキンケアブランド「ドクター365(dr365)」を21年11月にスタートした。皮膚科医が監修し処方にこだわった商品は多くの人を魅了し、スタート時は2週間連続でサーバーがダウンしたほど支持を得ている。三上代表は、「『多様化する個性の美しさに目を向け、すべてのお客様に美を楽しむ喜びを提供する』というシーフレーバーズの企業理念が、私たちdr365が最も大切にする“お客様起点の真摯なものづくりの精神”、および、『美という体験を通じて、自分自身を肯定し、互いに認め合える社会の実現に貢献する』というブランドミッションと深く通ずると感じた。また、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトンおよびグループ・アルノーと戦略的提携関係を持つLキャタルトンをパートナーに持つ同社のグループに参画することで、ブランディングとグローバルな戦略展開を一層強化し、これまで以上に多くの国やタッチポイントで、お客さまの肌悩みに寄り添う商品が展開できるよう、研究開発に取り組む」とコメントした。
シーフレーバーズは、Lキャタルトン・アジアをパートナーに、幅広いビューティ・ライフスタイルブランド事業を展開する。これまで、ビューティ・ライフスタイルブランド製品の販売を展開する7社を傘下に持つコスメカンパニー、OEM事業を展開するシースタイル、百貨店を中心に直営店でスキンケアやフレグランスを展開するアーレス、原材料や資材・開発を行うアンカークリエイト、海外事業の推進を目的にアメリカと中国に設立した海外現地法人を傘下としてきた。大倉佳晃シーフレーバーズ社長は、「dr365の三上代表は、個性を象徴する稀有なブランド・アントレプレナー。私のビジョンの一つとして、個性溢れるブランド・アントレプレナーやマーケター、クリエイター、インフルエンサーの人たちに、ブランド・プラットフォーマーとして当社が提供するさまざまなリソースを活用しさらなる発展を遂げ、日本だけではなく、世界に共に羽ばたきたいという強い思いがあった。その試みとして三上代表、dr365を、当社初のブランドM&A案件としてグループに迎え入れることを大変うれしく思う」と述べた。