「ヴィニシウスはペレではない」公開されたバロンドール全投票結果にスペイン人記者が見解「僅差で2位にはスキャンダルではない。なのにぺレス会長が…」【現地発】
「ペレス会長が何の影響力も持たないUEFAとの幻の闘いを再開」
『フランス・フットボール』誌は先日、バロンドールにおける99人の審査員の全投票結果を発表した。ロドリは1170点を獲得。1129点を獲得したヴィニシウス・ジュニオールを41点差で上回り受賞となった。以下、3位ジュード・ベリンガム(917点)、4位ダニエル・カルバハル(550点)、5位アーリング・ハーランド(432点)と続く。 【画像】“世界一美しいフットボーラー”に認定されたクロアチア女子代表FW、マルコビッチの厳選ショット なぜ今までこのリストが発表されなかったのかと疑問に思う人もいるだろう。かつて『フランス・フットボール』は、極秘のうちに受賞者にインタビューを行ない、その内容を原稿に落とし込み、表彰式はその号が発売される前夜に開催されていた。 ただバロンドールの規模があまりに大きくなったため、すべてを極秘に行うことは実質不可能となり、表彰式の後に余裕を持ってレポートを作成できる現在の形が取られるようになった。 リストの中身を見ると、ロドリは全得点1485のうち78.78%(棄権したシリアの審査員の分もカウント)、ヴィニシウスは76.02%を獲得している。つまりレアル・マドリーはこんな僅差の結果で、あれほど大騒ぎしたのだ。 私が1位票にロドリではなくヴィニシウスを投じたのは、彼のほうが好きだからである。ヴィニシウスにはロドリにない魔法があり、マドリーの15度目のチャンピオンズリーグ制覇に決定的な役割を果たした。ただコパ・アメリカでは低調なパフォーマンスに終始し、激しい気性が票を失う要因となっただろうことは想像できる。 そもそもヴィニシウスは素晴らしい選手だが、ペレではない。僅差で2位になったことはスキャンダルではないし、ましてや彼に対する迫害を示すものでもない。投票に関与しない欧州サッカー連盟(UEFA)も、審査員の1人であるヴァンサン・ガルシア編集長が1位票を投じたフランス・フットボールもそれは同じ考えだろう。 さらにマドリーが最優秀クラブ賞、カルロ・アンチェロッティが最優秀監督賞、キリアン・エムバペがハリー・ケインとともにゲルド・ミュラー・トロフィーをそれぞれ受賞した、しかし、ヴィニシウスが癇癪を起こしたことに乗じて、フロレンティーノ・ペレス会長がバロンドールにおいて何の影響力も持たないUEFAとの幻の闘いを再開させ、すべてが吹き飛んでしまった。
【関連記事】
- 「攻撃の問題をクボが解決」躍動する久保建英のマドリー復帰説が急浮上! エムバペ不調の前線を補強か「日本人が再び騒ぎを起こしている」
- 「三笘クリアさんだ」「メンバーやべえ」三笘薫の愛妻となでしこ5人衆の“集合ショット in Brighton”が反響!「こんな凄い繋がりがあるとは」
- 「え、ガンソ?」「3度見した」久保選出のFIFA年間ベスト11候補、ブラジルの“消えた逸材”のノミネートにネット騒然!「懐かしい名前を見られて感激」
- 「マドリーが24位なんて誰が想像した?」「リバプール強すぎる」波乱続出! CLの最新順位表にファン驚き&悲喜こもごも「エムバペを失ったチームと獲得したチームが両方ひどい」
- 「日本に勝ったのを覚えていない」最新FIFAランクは15位と90位。日本代表との“絶望的な格差”に中国愕然「今では日本から得点しただけでファンは歓声を上げる」