中古マンションの狭いリビングに置くソファはオーダーメイド一択!ハワイ好き一家がリゾート感を出すためにリノベで加えたのは
白のYチェアがダイニングを軽やかな印象に
ダイニングテーブルも造作で、キッチンのペニンシュラと一体型にしています。私たちは“抱きつかせテーブル”ってよく呼んでいます。 既製品のダイニングテーブルを置くか、抱きつかせテーブルにするか、ものすごく悩みました。ゲストを招いたときのことを考えると、最低でも5人は座れるようにしたい。でも、大きなダイニングテーブルを置くと、リビング側のスペースが狭くなってしまう…。それで最終的に省スペースになる、抱きつかせテーブルにしました。 結果、ディテールを追求できたので造作にしてよかったです。たとえばテーブルの高さは、一般的なテーブルだと700~750㎜なんですが、天井に化粧梁をつけた分、抜け感が欲しかったので、テーブルは少し低めの680㎜にしました。椅子に座った時、テーブルの脚に膝が当たらないよう、角を削っているのもこだわりです。 あと、ダイニングテーブルには絶対、ハンス J. ウェグナーの「CH24」、通称「Yチェア」を合わせる、と決めていました。 言わずと知れた不朽の名作だし、モダンでも、ナチュラルでも、どんなスタイルにも合うデザインが素晴らしい。それに、なんといっても軽くてお掃除する時にもち上げるのも楽々! 色はシーリングファンや壁、テーブルとのコーディネートを考えて白にしたんですが、Yチェアの白ってすごく人気で、国内在庫も少ないし、届くまでとっても時間がかかるんです。 実は、ここに入居した時も、ユーズド品の2脚しかそろっていませんでした。少し傷があったので、知り合いの補修屋さんに依頼。ちなみに、新品の残り2脚が届いたのは半年後(笑)。今は、無事に4脚そろい、イメージどおりのダイニングに仕上がって大満足です!
借景を活かして、庭もリゾート風にリノベーション!
お庭もハワイのリゾートをイメージして大改造しました。25㎡あって広々としているし、正面の防風林も、まさにハワイのビーチサイドのホテルのような雰囲気。 もっとリゾート感を出したい!という思いで、友人のガーデンデザイナーにお願いして、素敵なお庭にチェンジしてもらいました。 いちばんのポイントが、新設した真っ白な花壇。まず、茶色いフェンスを花ブロックで隠してもらいました。殺風景だったお庭が、一気にリゾートテラス風に! ガーデンデザインと並行して、お庭に設える屋外家具の準備も進めていたのですが、ここで、またまた試練が到来! L字型の素敵なソファを置きたくて、オーダーで発注していたんですけど、いよいよ来週納品、というタイミングで、なんとソファを製造していた海外の工場で火事が発生し、お願いしていたソファが焼けてしまったんです…。 それで急遽、希望していたL字型ではないですが、同じ会社の既製品のソファに変更。オーダーソファのデザインで取り入れていたローブなどをあしらってもらう、セミオーダーという形に変更しました。
ポジティブに楽しむことこそ、マンションリノベを成功させる秘訣
間取り計画の変更やカビ問題、そして最後にはガーデン用のオーダーソファが焼失と、今回のリノベでは、本当にさまざまな難題が立ちはだかりましたが、私にとって、自邸を一からデザインするのは初めてでしたし、振り返ればとっても楽しい時間でした。 湘南ライフも少しずつですが、楽しんでいます。忙しい日々のなか、週末だけでも、ここに来るとリフレッシュできますし、大好きなハワイの雰囲気を感じられて、大変だったけど、リノベーションをして本当によかったです。 ぜひマンションリノベを考えている方は、ポジティブマインドで、明るく、楽しく、理想の住まいを目指してくださいね。