太りやすくなったと感じたら試してみたい、朝ごはん「TKP(たまご・かけ・パン)」
代謝が上がる暮らし方(後編)
健康やダイエットのために新たに運動習慣を身につけるのはなかなかハードルが高いもの。でも、毎日の生活のなかで、太りにくくなるためにできることがあります。そのためには代謝を上げることが重要。日常生活でできる、代謝を上げる習慣を専門家の方に教わります。 ※この記事は、発売中の『からだにいいこと』2024年8月号より一部抜粋・再編集しています。
朝食に「卵×食パン」の組み合わせがおすすめな理由
「食べすぎていないのに太りやすくなった人は、朝食を変えてみることをおすすめします」と、管理栄養士の望月理恵子さん。 「人体は食べると熱を発するもの。なかでもたんぱく質は、脂肪や炭水化物に比べて倍以上の熱を産生し、代謝を上げます。また、朝食にたんぱく質を摂ると効率的に筋肉量を増加。日常生活の動きでも筋肉がつきやすく、燃える体になります」。 そこでおすすめしたい朝食が、パンに卵をのせて具材をトッピングする「TKP(たまご・かけ・パン)」です。 「たんぱく質は、たんぱく質代謝を促すビタミンB6と一緒に摂ると効果的。卵は完全栄養食品で、たんぱく質とビタミンB6を同時に摂れるのでおすすめの食材です」。 また、糖質は1日最大1時間ズレるとされる体内時計を整える効果があるそう。「朝に糖質を摂ると臓器の体内時計がリセットされ、自律神経が整い、血流が良くなり、代謝が上がります」。 朝起きて1時間以内に食べると、より効果が上がるそう。ぜひ明日から実践してみませんか。
朝食を摂ると消費カロリーは2倍以上
食事を消化・吸収するためにカロリーを消費。これを「食事誘発性熱産生」と呼びますが、朝食後は夕食後の2.5倍の代謝量になるとの研究も。