日野自動車のエンジン認証不正、集団訴訟2件85億円で和解
豪州で提起
日野自動車は25日、エンジン認証不正に絡み豪州で2022年9月と23年4月に提起された集団訴訟2件について、日野自側が和解金8700万豪ドル(約85億円)を支払い訴訟を終結させることを同社取締役会で承認したと発表した。豪ビクトリア州の上級裁判所の承認手続きを経て正式に確定する。同社は24年10―12月期決算で特別損失として約85億円を計上する予定だ。 【一覧表】メーカー別の大・中型トラック販売 訴訟の長期化による経営への影響を考慮した。同社のエンジン認証不正に起因する海外の集団訴訟は全て終結となる。ただ、同問題に関連した米国当局の調査は継続している。