【療育の専門家がレクチャー】発達障害のある子どもには家でできる「お手伝い療育」がおすすめ。食器をさげるお手伝いから、慎重さが学べる
感謝のことばを子どもに伝えましょう
年齢が低い子どもでも簡単な食器さげはできます。まず、自分の食器1枚を運ぶところから徐々に増やしていって、自分の食器を全部運んでもらうことを目指しましょう。やる気が出てきたら、大皿なども運べるように励ましたいです。 自分の皿だけでなく家族の皿まで運ぶようになったら、「助かるよ」「ありがとう」という心からの感謝のことばを、子どもに伝えることができますね。 【この記事を書いたのは 原哲也さん】 原 哲也|言語聴覚士・社会福祉士 一般社団法人 WAKUWAKU PROJECT JAPAN代表理事。明治学院大学社会学部社会福祉学科卒業、国立身体障害者リハビリテーション学院・聴能言語専門職員養成課程修了。カナダのブリティッシュコロンビア州の障害者グループホーム、東京都文京区の障害者施設職員、長野県の信濃医療福祉センター・リハビリテーション部での勤務の後、『発達障害のある子の家族を幸せにする』ことを志に、一般社団法人 WAKUWAKU PROJECT JAPANを長野県諏訪市に創設。発達障害のある子のプライベートレッスンやワークショップ、保育士や教諭を対象にした講座を運営している。著書に『発達障害のある子と家族が幸せになる方法』(学苑社)、『発達障害の子の療育が全部わかる本』(講談社)がある。
文・構成/HugKum編集部