記憶から消したい…。リバプール、21世紀最悪の選手(6)怪我したまま加入…。X・アロンソにはなれなかった天才
イングランドを代表する名門クラブであるリバプールには、これまで数多くの選手が在籍してきた。スティーブン・ジェラードらクラブ史に残る活躍を披露した選手がいた一方で、期待に応えられなかった選手も数多くいる。今回は、21世紀以降のリバプールにおいて期待外れな結果に終わった選手をピックアップして紹介する。※在籍期間、移籍金、通算成績は『transfermarkt』を参照
MF:アルベルト・アクィラーニ(元イタリア代表) 生年月日:1984年7月7日 在籍期間:2009年夏~2012年夏 移籍金:2000万ユーロ(約32億円) クラブ通算成績:28試合2得点6アシスト リバプールは、2004/05シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝に導いたラファエル・ベニテス監督の最終年にプレミアリーグで7位と大きく低迷した。その要因となったのがシャビ・アロンソの放出と後釜となったアルベルト・アクィラーニの適応不足である。 下部組織から育ったローマで“天才”と称されたアクィラーニだったが、同時に怪我も多く、一部ファンからは皮肉を込めて「スワロフスキー(ガラス細工)」というあだ名がつけられていた。2009年夏にリバプールへと移籍した際も怪我を抱えており、新天地デビューは10月へとずれ込んだ。 その才能には疑いの余地がなかったが、よりフィジカルコンタクトが激しいプレミアリーグで活躍を続けるのは現実的に難しかった。 結果的には途中出場が主となり、シーズン終了後にベニテスからロイ・ホジソンへと監督が代わると構想外に。ユベントス、ミランへの期限付き移籍を経て、2012年夏に200万ユーロ(約3.2億円)の移籍金でフィオレンティーナへと去った。
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