前澤友作が激怒した「詐欺広告」のウラで蠢く、詐欺師たちの「狡猾な手口」…!明らかになった、投資詐欺に「ひっかかりやすい人」の「6つの特徴」
陳腐な詐欺にひっかかる人たち
前澤友作氏や森永卓郎氏など無断で著名人を使っているSNSの「詐欺広告」が話題になっているが、こうした投資話のウラに、暗号資産をめぐる国家的な投資詐欺集団が蠢いていることはあまり知られていない。 【マンガ】「長者番付1位」になった「会社員」の「スゴすぎる投資術」の全容 デジタル情報社会では、詐欺師たちは世界規模で活動しており、いつでも、あなたの目の前に現れるのだ。投資に関心をもち始めた人は、まずは投資の世界には「詐欺師」がいることを知るべきだろう。 一方で、我々の目に触れるSNSの悪質な投資広告は単純明快で、その背景を理解していれば決して詐欺にあうことはない。最近の投資詐欺は暗号資産が絡んでいることが多いのが特徴だ。しかし、その手口は過去10年以上も繰り返し、使い古された陳腐な手口である。
詐欺の先に潜む「クソコイン」
警察庁が公表した「SNS型投資・ロマンス詐欺の被害発生状況等について」によると、2023年のSNS型投資詐欺の認知件数は2271件で、被害額は277.9億円だ。あくまでも警察庁が認知した数字であることから、実際の被害状況は大きく上回っていることが容易に想像できる。 今年4月には、昨年11月からの半年間で7億円もの大金をだまし取られたケースが発生した。 なりすまし詐欺の多くは、株式投資をメインとした広告となっているが、多くの場合で暗号資産が絡んでいる。その特徴は以下の6つだ。 ---------- 1.著名人(なりすまし)から数回SNSで連絡が来た後、窓口担当を紹介される 2.LINE等SNSのグループに誘導され、多くのグループ参加者から成功体験を聞かされる 3.専用アプリをダウンロードして、レバレッジをかけたCFD(差金決済取引)やFX(外国為替差金決済取引)取引を促される 4.利益が出て出金を要請しても、よりハイリスクな投資に促される。少額の出金には応じるが、全額出金等はなかなか応じてもらえない 5.最終的には主に海外で売買されているハイレバレッジな暗号資産取引にたどり着く 6.出金できない状況が続き、連絡がつかなくなった挙句、SNSのグループからバーン(削除)される。 ---------- 私は、被害者に直接話を聞いたが、その人が被害にあった手口も上記のパターンとほぼ同じだった。その人は、5の箇所が、「業界で話題の暗号資産が近々上場するので振り込んで欲しい」という話だった。 勧誘が株式投資やFX投資であっても、最終的に行き着く先は「暗号資産」なのだ。
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