「ウシがなければ今の人生はない」原発事故で一時全村避難、畜産守る若手農家 福島・葛尾村
■子牛を競りに 1頭に対する“リレー” 新しい仲間も加わりました。仙台出身の樋山勝斗さんです(34)。農業高校出身の樋山さんは、これまで別の仕事に就いていましたが、畜産という夢を叶えるためことし、村に移住しました。 樋山勝斗さん「チャンスをもらったと思っているので、葛尾村で畜産を勉強して、村に少しでも貢献できる畜産農家になりたい」 この日、行われたのは子牛の競り。競りにかけられたのは、生後およそ10か月を迎えたおよそ340頭です。今回、丹伊田さんは、6頭を出荷。競りの結果、平均を上回る価格で落札されました。 丹伊田さん「1頭に対してのリレーだと思っている。きょう取り引きして次の農家へ、おいしいお肉になるように育ててもらえれば」 原発事故で、一時は途絶えた葛尾村の畜産。丹伊田さんは、村の産業を守り、次の世代へとつないでいきます。
テレビユー福島