これぞ現代の“通せんぼジジイ”!?35歳ベテランレーサーが“F1候補生”を鬼ブロック 「部長ほんと巧い」「イン締めたな」速くても抜けない鉄壁ディフェンスに反響
【スーパーフォーミュラ】第2戦(決勝・5月19日/オートポリス) スーパーフォーミュラで通算3度のチャンピオンに輝いている山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)が、第2戦でベテランの意地を見せた。後ろから追い上げる若き“F1候補生”を巧みなディフェンスで抑えたひと幕が注目を集めた。 【映像】超接近戦でも抜けない“鬼ブロック”の瞬間 山本は、2013、2018、2020年にスーパーフォーミュラのチャンピオンを獲得しているが、近年は上位に入ることができず、昨年は大きなクラッシュに見舞われるなど、苦戦が続いていた。今年は、開幕戦では3位表彰台に上り、第2戦では予選3位スタートから上位を走り続け、最終的には4位フィニッシュとなった。 山本は、第2戦の決勝で抜群のスタートを決め、1周目から岩佐歩夢(TEAM MUGEN)をオーバーテイクすると、そのまま岩佐に抜かれることなく2番手を守り続けた。そして、チーム戦略により、11周目という早めのタイミングでタイヤ交換をし、そのまま走り切る作戦に出た。 後半はタイヤが厳しくなっているにも関わらず、後ろから迫ってきた太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)を退け、さらにタイヤが新しい岩佐を何周にもわたってブロックし続けた。最終的には、岩佐にオーバーテイクされたが、タイヤを守りながら相手にオーバーテイクを許さない百戦錬磨の技に観客も魅了された。 かつて、F1ドライバーのルネ・アルヌーは「妖怪通せんぼジジイ」と呼ばれていたが、F2からスーパーフォーミュラへと転向してきたルーキーの岩佐を押さえ続けた山本の老獪なテクニックも、良い意味でそれを彷彿とさせるものだった。 視聴者のコメント欄も「山本がイン締めたな」「部長ほんと巧い」「部長のディフェンスえげつないww」「岩佐抜きあぐねてるねぇ…」などと盛り上がっていた。 (ABEMA『スーパーフォーミュラ2024』/(C)JRP)
ABEMA TIMES編集部