「史上初の快挙だ!」なでしこ清家貴子が英国デビュー戦でいきなり“衝撃ハット”に現地メディアも唖然!「えげつない一撃だった」
指揮官は「パスしろと叫んだけど…」と苦笑も褒め称える
なでしこジャパンのエースがド派手なデビューを飾った。 現地9月20日、イングランドの女子スーパーリーグ(WSL)が開幕。今季からブライトンに加入した日本女子代表FW、清家貴子がエバートン戦に先発出場を果たし、デビューゲームでいきなりハットトリックを決めてみせた。 【動画】えげつない一撃が炸裂! 清家貴子が“衝撃デビューハット”を完成させた3点目はこちら! 昨シーズンのWEリーグでMVP、得点王、ベストイレブンの個人3冠に輝いた28歳は今夏に浦和レッズレディースからブライトンへ完全移籍。エバートン戦では30分に相手GKの頭上を抜く技わり弾でチームに先制点をもたらすと、56分にはクロスに頭で応えて2点目をゲット。そして75分、ドリブルでの運びから豪快なミドルを叩き込んで見事ハットを完成させ、チームの4-0快勝に貢献した。 WSL公式サイトは「キコ・セイケはWSLの歴史上初めてデビュー戦でハットトリックを達成した選手となった」と紹介し、「3点目はえげつない一撃だった」と舌を巻いた。さらに英公共放送『BBC』電子版も女子サッカーコーナーのトップで速報。「あまり知られていなかったセイケが最高にして完璧なデビューを飾った。まさに阻止不能。試合後には主審から試合ボールを贈呈された」と驚きをもって報じている。 ブライトンを率いるダリオ・ヴィドシッチ監督も手放しで称賛する。「チームに加わってからのセイケの振る舞いは素晴らしく、いつも全力でハードワークに徹する。今日の結果はその報酬であると感じるし、今後ももっと得点を重ねてくれると思う」とコメント。ただ3点目の場面では「彼女にパスをするように叫んだけど耳を貸さなかった」と苦笑しつつ、「まあでもあそこからしっかりゴールに叩き込むのだから流石だよ」と目を丸くした。 名刺代わりの鮮烈ハットで新たなスタートを切った清家。男子チームの三笘薫とともに、遅かれ早かれブライトンの“顔”となりそうだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部