【全日本】第73代三冠ヘビー級王者・青柳優馬「宮原健斗と宮原を応援する奴らを、全員ぼてくりこかす」
8月17日東京・立川大会、三冠ヘビー級王者の安齊勇馬を破り青柳優馬が2度目の戴冠を果たした。試合後、リング上に現れた宮原と舌戦を展開。9月1日、宮原の地元福岡で三冠王座の初防衛戦を行う。完全アウェイの地で“ピープルズ・チャンピオン”青柳優馬に勝機はあるのか? 【写真】立川大会の試合後、三冠戦を行う青柳優馬と宮原健斗の舌戦が行われた ――三冠王座、2度目の戴冠おめでとうございます。安齊勇馬選手から王座を奪取した立川大会の“師弟対決”を振り返っていただけますか。 青柳:たしかに師弟対決という雰囲気がありましたけど、あくまで「コーチ」という仕事の一環で安齊勇馬を指導したにすぎません。 ですから“師弟対決”といった感傷的な思いは一切ありませんでした。むしろ彼からプロレスを教わりたいぐらいです。 ――今回、青柳選手は2度目の戴冠。以前、宮原健斗選手と諏訪魔選手に伺った時、「三冠王座は初めての時より2度目の方が“戴冠を実感できた”」と話していました。青柳選手はいかがでしょうか? 青柳: 初めて永田裕志から獲得した三冠王座も重かったし、安齊勇馬から獲得したベルトは、1度目以上に重責を感じますよ。 今、全日本プロレスの勢いが増しているのは、安齊勇馬や斉藤ブラザーズなど新世代の活躍のおかげじゃないですか。彼らが後楽園ホールをはじめ、いろんな会場を満員にしてきた。 そこで青柳優馬がチャンピオンに代わった途端に動員が下がったら怖いじゃないですか。全日本プロレスを混沌に陥れる大戦犯になることを考えたら怖いですよ。 ――そんなことはないと思います。三冠王座の初防衛戦が、9月1日福岡に決まりました。相手は宮原健斗選手。新世代とは違う戦いです。 青柳:自分で言うのもなんですけど、「全日本プロレスの黄金カード」です。前回、三冠王者として宮原さんの挑戦を受けたのは、昨年10月の後楽園。 それから1年近く経験を積んできたのでアップデートした戦いになるでしょう。 ただ初防衛戦でタイトルを落とさないように気をつけたいと思います。 ――前回は2023年7月に三冠王座を戴冠し、約4ヶ月間で5回防衛しました。 青柳:今回はファンの方が求め続けてくれる以上は持ち続けたいと思います。 ――2度目の戴冠はお客さんの声援が力になりましたか? 青柳:初めて三冠王座を獲った時もそうでしたけど、お客さんの後押しなくして今の僕はいない。皆さんの声援と運が力の源になっています。