京都・蛸薬師麩屋町西入にある洋館のイタリアンで元気になれる南イタリアの郷土料理を味わってみて!
2014年、南イタリアの料理を気軽に楽しんでいただきたい、と独立。イタリアに近い食材を選び、料理は現地で学んだそのままやっているものが多いとのこと。メニューを開けば、バッカラのフリット、いわしと松の実のスパゲティ、鮮魚のアクアパッツアなど50種類以上もの料理がずらり。
「研修旅行に行くたびに、どんどんメニューが増えてしまって」と笑う清水さん。料理を受け止めるお酒は、南イタリアを中心にしたワインやペローニなどイタリアビールなどが豊富にスタンバイしている。
門上さん「数年前、食いしん坊や料理人が通う店という存在が気になって出かけました。カジュアルだが、芯のしっかりした料理が揃うと思いました! 南イタリアの太陽を燦々と浴びたような元気になる料理。」
料理はアラカルトでのオーダーがおすすめ
「コースもありますが、アラカルトがおすすめ。好きなものをじっくり選んでください」との清水さんの言葉通り、じっくり選んだおすすめが以下の4皿。
京都中央市場から仕入れたいわしをビネガーでマリネ。国産のブラッドオレンジ、くるみ、フェンネルなどと一緒にいただく定番の前菜。
門上さん「定番という意味合いが理解できる、バランスのよさです。」
タコのやわらかさと噛みごたえが印象的な前菜。タコは塩水で1時間ゆっくりと茹でている。「昨年9月のシチリア研修旅行でマスターしてきました。それまでタコはレアに仕上げることが多かったのですが、このゆっくり煮るタコのおいしさに驚いて、帰国後メニューに加えました!」。レモンでマリネしたタコにはセロリを合わせて。
門上さん「やわらかいタコとシャキっとしたセロリ。食感と味わいの違いが面白いです。」
パスタメニューのトップに書かれた定番のひと品。しまなみ海峡のレモンを使用。1.9㎜とやや太めのスパゲティを少しのバターとレモンの皮、塩レモン、白ワインで。シンプルながらも、爽やかな香りと酸味がクセになる。
門上さん「レモンの柔らかな酸味が素敵です。」