ハザードにパッシングにブレーキ5回点灯!? 誰が始めたか「暗黙の」灯火類コミュニケーション6つ
必ずしも全員に伝わるわけではないので注意が必要
●一般道で対向車がパッシング(対向車が多いなかハイビームで走行中&進路でねずみ取り中) 夜間に運転していて、やたら対向車からパッシングされた経験はありませんか? 「オレ(私)のクルマ、何かやらかしているのかな……あっ、ハイビームだった!」とそこで気づいてあわててロービームに。 あるいは、夜間だけでなく日中においても、対向車がまれにパッシングしてくる。これ何の意味!? と思ってそのまま走っていると、速度オーバーや一時停止確認のねずみ取り会場だった……。そんな経験はありませんか? ●道を譲ってくれたらサンキューハザード&車線変更したら「割り込んでごめんハザード」 道を譲ってくれた後続車にお礼の意思表示を伝えるべくサンキューハザード。なかには頑なにこの動作を拒む人もいるようですが、わざわざ道を譲ってくれた相手に何のお礼もなく走るのはさすがに気が引けます。 また、最近はバイパスや高速道路など、2車線・3車線(あるいはそれ以上)の道路で車線変更をしたとき、ひとまず後続車に向けて「割り込んでごめんハザード」を使うドライバーが増えたように感じます。そういえば筆者もいつの間にか使っています。
まとめ:「ア・イ・シ・テ・ル」のサインはブレーキランプ何回点滅?
ドリカムことDREAMS COME TRUEの名曲「未来予想図 II」。この曲の歌詞にある「いつもブレーキランプ 5回点滅 ア・イ・シ・テ・ル のサイン」。当時、リア充だった若者(この時代に「リア充」なんて表現はありませんでしたが)のなかで、別れ際にブレーキを5回点滅させた人もいたはずです。後続車がいたらちょっとイラッとしてしまいそうですね。 ちなみに、この曲のリリースは1989年11月22日とのこと。なんと35年前の曲です。当時ハタチで「ア・イ・シ・テ・ル のサイン」をした世代の人たちも、気づけばアラフィフ。否が応でも時の流れを感じますね……。当時思い描いた「未来予想図」が現在だとして、どうでしょう。歌詞にあるとおり「ほら 思ったとおりにかなえられてく……」だったでしょうか。 それはさておき、この種のルールは、こちらがよかれと思っても伝わらないこともしばしばあるだけに、使い方に気をつける必要があります。その反面「高速道路などで渋滞時にハザード点灯」は、事故を防ぐ意味で積極的に活用していきたいところです。
松村 透