【レッスルダイナスティ】海野翔太 カスタニョーリに逆転勝利「俺のデスライダーは唯一無二だ」
新日本プロレスとAEWらの合同興行「レッスルダイナスティ」(5日、東京ドーム)で、海野翔太(27)がクラウディオ・カスタニョーリ(44=AEW)を撃破した。 海野は4日の東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王者のザック・セイバーJr.に敗北。同戦に勝利していればこの日の試合が防衛戦となるはずだったが、スペシャルシングルマッチとなってしまった。 師匠ジョン・モクスリー率いる悪の軍団「デスライダーズ」から〝使者〟として送り込まれたカスタニョーリに、入場中の花道で奇襲され開戦。相手の猛攻に耐え抜くとスイングDDT、エプロンでのDDTと反撃に転じていく。 しかしジャイアントスイングでペースを奪い返され、その後も劣勢が続く。リコラボム(クロスアーム式投げ捨てパワーボム)を浴びて窮地に陥った海野だったが、3カウントだけは許さない。ニュートラライザー(変型フェースバスター)を回避すると、高度な読み合いを制して逆さ押さえ込みの要領からデスライダーをさく裂させ、逆転勝利を収めてみせた。 バックステージで海野は「クラウディオ、俺はあなたに恨みはない。リスペクトしかない。ありがとう」と対戦相手に感謝。「腐っても師匠はモクスリーだ。今の海野翔太をともに築き上げてきた大切なパートナーだ。血は争えない。血縁は消えないと思う。ただ俺一人の力であなたたち全員を真っ向勝負で倒していかないといけない。技のパクリだとか、ラフファイトだとか、見ているところが小さいんだよ。俺は育ってきた環境を忘れない」と、AEWマットで悪の道を歩む師匠への思いを口にした。 4日大会に続きこの日も試合中にブーイングが飛ぶなど逆風が続いている。それでも海野は「生きてれば何か壁にぶつかることもあるだろう。人によって何もかも違うんだよ。俺のデスライダーは唯一無二だ。モクスリーのパクリだ何だ言わせねえぞ。この技でモクスリーに勝ってやるよ。ただ自分の強さを証明するために」と、今大会での対戦が叶わなかったモクスリー超えを誓っていた。
東スポWEB