愛くるしい表情を鑑賞して 特別展「仙人ワンダーランドへようこそ」 八幡市立松花堂美術館
中国の想像上の人物で、不老不死を手に入れた仙人の愛くるしい表情などを楽しめる特別展が、八幡市で12日から始まりました。八幡市立松花堂庭園・美術館の特別展「仙人ワンダーランドへようこそ」は、人間界を離れ不老不死を手に入れた理想の存在・仙人を、写実的に、またユニークなタッチで表現した作品およそ50点を展示しています。仙人を代表する西王母は、若く美しい姿で描かれるケースが多くあります。西王母は、不老不死を手に入れられる桃の実を持ち、多くの人にこれを分け与えました。仙人のひとり・麻姑は手の爪がとても長く、長い爪で、かゆい所に手が届いたことから、「孫の手」の語源という説もあります。蝦蟇(がま)仙人は、ガマガエルを使って不思議な術を操りました。不老不死を手に入れた理想の存在・仙人と向き合う特別展は、11月24日まで開かれています。