「闘牛士のように」と具体的に試合のイメージを語った重森

　2024年10月12日（土）東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.5』（U-NEXT配信）の前日計量が、11日（金）都内にて正午より行われた。 【写真】互いにベルトを持った古木と國本の王者対決 　セミファイナルのスーパーファイトKNOCK OUT-REDライト級3分3R延長1Rで対戦する、重森陽太（クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-REDライト級王者）は62.15kgで計量をパスするも、対戦相手のマルコス・リオス（アルゼンチン/ISKAムエタイ・アルゼンチン・スーパーライト級王者）は62.8kgで300グラムオーバー。会見開始前に行った再計量では62.6kgとわずかに0.1kg超過で会見には不参加となった。（その後、計量を無事パス） 　重森は「明日は非常に注目度の高い試合になっていると自分自身感じていますので、面白い試合が出来るように頑張りますのでぜひご注目のほどをお願いします」と意気込み。 　リオスがオーバーしていることに対しては「会場には来ているし、あと100グラムだし、あと50分あるので大丈夫だと思います。基本的には一発目の計量でクリアするのがベストですけれど、ぶっちゃけ選手のことだけ考えたら2時間の猶予をがっつり使ってピッタリ落とした方が絶対に有利なんですよ。そこら辺は前日計量というのもあって、凄いリカバリーしてパワーというのは感じられる試合になると思っているので、そこのパワーに関してテクニックで受け流すと言いますか、コントロールするところをお見せしたいと思います。（闘牛士みたいな感じ？）そうですね、そのイメージです」と、リオスのリカバリーを警戒するがフィジカル差はテクニックで克服するとした。 「今は思ったより小さいなと思ったんですけれど、ここからのリカバリーでむちゃくちゃ分厚くなると思うので。今日はあまり関係ないのかなと思っていますね。逆に言うと今のイメージのまま来ないと思っているのでそこは楽しみですね」と、計量で見た身体とは全く違う身体になっているだろうと予想。 　今回の試合へ向けては「やっぱりパンチが怖いのでパンチの対策というだけではなく、身長差もあるのでそういったところで上手くコントロール出来るところを重点的に練習してきました」と、相手をコントロールする術を磨いてきたという。 「最近、何でも出来るような気がしていて(笑)。もちろんベースはフィームー（テクニックでいなすこと）なんですけれど一撃で倒せる技は割と何個か用意できているし、最近自信も付いてきているので思い切り振って会場を沸かせたいと思います」と、テクニックだけでなく豪快さも見せたいと宣言した。 　第8試合のスーパーファイトKNOCK OUT-BLACK-55.5kg契約3分3R延長1Rで対戦する、古木誠也（G1 TEAM TAKAGI/KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王者）は55.45kg、國本真義（MEIBUKAI/HOOST CUP日本バンタム級王者）は55.45kgで計量をパス。 　國本は「今回対抗戦ということでホーストカップのベルトを背負って戦いますので、負けるわけにはいかないので精一杯頑張ります」、古木は「明日は盛り上がる試合をします」と意気込み。 　どういう試合にしたいかと聞かれると、國本は「古木選手のペースに付き合わないように、僕のペースに巻き込んで戦っていければと思います」自分のペースで戦いたいと言えば、古木は「みんなが求めているのはKOだと思うので倒して勝ちます。チャンスがあれば早めに」とKO宣言。 　これに國本は「パンチの技術を磨いてきているので、打ち負けないような意識をもって戦おうと思っています」とパンチの打ち合いでも負けないとし、古木は「自分の得意な部分を上げるためにフィジカルとディフェンスを練習してきました」と持ち前の攻撃力を活かせる練習をしてきたとする。 　王者対決ということもあり、どんな決着がふさわしいと思っているか。國本は「ふさわしい決着はKOが求められると思うので、KO出来る練習も何パターンかやってきているので狙っていければと思っています」とKO決着も当然狙うとし、古木は「いつも通りKOします」ときっぱりと言い切った。