マカオ半島北部で出現した悪臭の原因判明…海岸線埋め立て伴う鉄道工事とは無関係
マカオ政府公共建設局と環境保護局は1月6日、近日マカオ半島北部に位置する黒沙環エリアの東方明珠ラウンドアバウト一帯で悪臭が発生していた問題について、政府横断部門による調査の結果、原因を突き止めることに成功すると同時に、善後策を講じたことを明らかにした。 黒沙環エリアは北側が海岸線となっており、一帯は高層マンションが建ち並ぶ人口過密エリアのひとつとして知られ、国際ブランドのホテルも位置している。 両局の発表によれば、悪臭は「P地段」と呼ばれるラウンドアバウト東南側の区画にある公営住宅の建設現場における排水溝の清掃作業により発生したもので、施工業者に対して清掃作業時の密閉対策の強化、排気口への活性炭ろ過装置の設置といった措置を早急に講じるよう要請したとのこと。また、清掃作業は今週中にも完了する見込みという。 当該エリアでは、海岸線の埋め立てを伴う新交通システム「マカオLRT」の新線(東線)の建設工事が行われているが、両局では今回の悪臭問題とは直接的な因果関係がないとした上、こちらの仮設排水溝についても汚れや悪臭の発生を防ぐため、定期的な洗浄を実施するとした。