手仕事の楽しさ体感 松本でクラフトピクニック
工芸作家との交流やものづくりを楽しむ野外イベント・クラフトピクニック(NPO法人松本クラフト推進協会主催)が19日、長野県松本市県3のあがたの森公園で始まった。初日はあいにくの天候ながら家族連れも多く、それぞれ目当ての作家のブースを訪ねて手仕事の魅力を体感した。20日まで。 県内外から木工や陶芸、金工など幅広い分野の72組が参加。来場者は、作家が愛用の道具を扱う様子に見入ったり、作家の手ほどきで制作体験に熱中したりと思い思いに楽しんだ。 流木を使ったライト作りでは、紙やすりで根気よく削りながら木製パーツを組み合わせ、自分で砕いたクルミのオイルで仕上げた。同市源池小学校6年生・福田乃々香さん(11)は「オイルを塗るところが楽しくて、つやも出て驚いた。気に入ったものができた」と満足そう。金属板をつちでたたく皿作りや織機を使ったコースター作りなども人気だった。 5月のクラフトフェアの姉妹イベントとなる。雨天決行で午前10時~午後4時。来場者用駐車場の用意はなく、公共交通機関の利用を呼び掛けている。問い合わせは協会(電話0263・34・6557)へ。
市民タイムス