30歳までに気付いておきたい、お金に関する15のウソ(海外)
12. 安物を買えば節約できる
買う価値のある中古品もときには存在するが、すべてがそうであるわけではない。 質が悪いが値段は安い製品を買うことで「お金を節約できる」気がするが、多くの場合で、安物を買い続けると損をする。 価値のあるものにお金を使う習慣を身につけよう。これは大きな買い物に限った話ではない。日常的な品物のなかにも、高い値段に見合った性質をもつものもあるので、マットレスやコンピューターなどにはけちけちしないほうがいい。
13. 最後にはすべてがうまくいくはずなので、今は好きなようにやる
楽観性はすばらしい性格だが、度を超すと、特にお金の問題がからんでくると、危険でもある。 多くの人は40代になれば収入が大きく増えると考えがちで、それを若いときに浪費する言い訳にしていると、認定ファイナンシャルプランナーのマイケル・イーガン氏が指摘する。 「経験から、人は収入の範囲内で生活すべきだと言える」とイーガン氏は強調する。「大切なのは、最初に貯蓄をすること。退職後のために貯蓄し、余ったお金でやりくりする。多くの人はこの逆を実践していて、『これとこれとこれを買って、お金が余ったら貯金しよう』と考える。まず、自分の将来のために支払って、今の安全を確保するようにしよう」
14. お金に目標なんていらない
収入や貯蓄をふやしたいのなら、明確な目標をもち、その目標にたどり着くための具体的な計画を立てるべきだ。お金は降ってわいてこない。稼ぐ必要がある。 一代で富をなしたミリオネアのT・ハーブ・エッカー氏は著書『ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人─お金を引き寄せる「富裕の法則」』で、「ほとんどの人が望むものを手に入れられない理由は、自分が何を求めているのか、自分でもよくわかっていないからだ。豊かな人々ははっきりと富を望む」と書いている。 ノートに自分の目標と貯蓄計画を書き出してみよう。手書きが苦手なら、コンピューターで書いて印刷すればいい。そして、それをいつでも見える場所に置いて、毎日のように確認する。
15. お金持ちになれるのは一部の限られた人だけで、自分はむり
「平均的な人は、豊かになるのは一部の幸運な人々だけに与えられた特権だと考える」と指摘したのは、自力でミリオネアになったスティーブ・シーボルド氏だ。「真実は、資本主義の国では他人のために大きな価値を生み出す意志がある人は誰もが豊かになる権利をもっている」 まずは「自分も」と考えることから始めようと、シーボルドは説く。次に、物事を大きく考える。豊かな人々は期待を高く設定する。100万ドル(約1億5000万円)なんてどうだろうか?
Kathleen Elkins