井岡一翔を破ったマルティネスのIBF王座を剥奪 ESPN記者報じる 王座決定戦は12月に日本開催か
プロボクシングのWBA&IBFスーパーフライ級統一王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)がIBF王座を剥奪されたと、米スポーツ専門局ESPNのサルバドール・ロドリゲス記者が10月31日(日本時間11月1日)に伝えた。 マルティネスが同級3位ウィリバルド・ガルシア(メキシコ)との指名試合ではなく、前WBA同級王者・井岡一翔(志成)との大みそかの再戦を優先しているため、IBFが王座を剥奪したという。マルティネスと井岡の再戦については発表されていない。 マルティネスは7月の王座統一戦で井岡に3-0で判定勝ちし、統一王者となっていた。昨年6月に指名挑戦者のジェード・ボルネア(フィリピン)に11回TKO勝ちしたが、その後は井岡との統一戦を優先したため指名試合の消化期限が過ぎていた。 ロドリゲス記者によると、ガルシアとIBF同級4位レネ・カリスト・ビビアーノ(メキシコ)による空位の王座決定戦は12月に日本で開催見込みという。カリストは元2階級制覇王者・亀田和毅が所属するTMKジムと契約して昨年に日本で2試合を戦っており、米スポーツメディアSBネーションのパトリック・スタンバーグ記者は、王座決定戦が12月15日に大阪・住吉スポーツセンターで行われるIBF世界バンタム級王者・西田凌佑(六島)の初防衛戦の興行に組み込まれるのではと推測した。