【福岡ボート(サマータイム)GⅢ企業杯】塩田北斗 ダービーの前に一仕事
<9日・福岡ボート・4日目> 悔しさは準優で晴らす。塩田北斗(36)=福岡=は予選最終走となった4日目8Rで、5コースからトップSで攻めてまくり差しを狙ったが失敗。「ターンの踏み込みが浅かった。完全に自分のミスです」。準優好枠取りはかなわなかったが、ドリーム1号艇シードの地元大将格として、このままでは終われない。 機力はここに来て上昇ムード。今節はターン回りの仕上げに手間取っていたが、「ようやく掛かりやグリップが上向いて、狙ったターンができるようになった」と課題を克服。行き足や伸びは元から手応えを得ていただけに、「正解に近づいている」と戦闘態勢は整いつつある。 来月には戸田のダービーで、昨年の平和島クラシック以来となるSG参戦を果たす。福岡支部の訓練隊長の1人であり、若手とともに猛練習を積み重ねてきたとあって、今回のSGに懸ける思いは強い。「ダービーに向けて一年間しっかり練習して積み重ねてきたつもり。同じ訓練隊長で一緒に猛練習してきた永田(啓二)さんもダービーに出るし、2人で練習の成果を見せてきます」 そのためにも大事なのが今。特にドリーム1号艇シードの地元をおろそかにするつもりは毛頭ない。「今を頑張らないとダービーでも頑張れない。絶対に結果を残します」。塩田が思う結果とはもちろん優勝のみ。必ず第二関門を乗り越えて、Vへの挑戦権を得る。(森 大輔)