ソシエダは3選手が負傷交代で低調ドロー…古巣対決の久保建英も60分で途中交代
[9.1 ラ・リーガ第4節 ヘタフェ 0-0 ソシエダ] ラ・リーガは1日、第4節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダはヘタフェと0-0で引き分けた。試合中に3人の負傷交代を強いられたソシエダはほとんど見せ場を作れず、かろうじて勝ち点1を獲得。右ウイングで2試合連続先発出場した久保は2021-22シーズンの後半戦に在籍した相手との古巣戦だったが、後半15分に途中交代となった。 【写真】「ものすごいメンツ」…リバプール豪華3選手に囲まれたMF長野風花 ソシエダは前半に退場者を出して敗れた前節アラベス戦(●1-2)から中3日での一戦。出場停止のFWミケル・オヤルサバルに代わってFWウマル・サディクが最前線で今季初めて先発起用された他、左SBもDFジョン・アランブルが今季初先発した。 試合はヘタフェのパワフルな攻撃に押されるソシエダだったが、前半13分、久保がMFナビル・アベルディンのファウルを誘って時間を創出。同16分には右でボールを持った久保が左に送ると、FWセルヒオ・ゴメスが抜け出し、ゴール前に完璧なクロスボールを送り込んだ。だが、これはサディクが合わせ切れずに絶好機を逃した。 その後もヘタフェの土俵に持ち込まれた中、前半25分にはソシエダを痛いアクシデントが襲う。ここまで3試合連続先発のMFブライス・メンデスが右足甲を痛めたジェスチャーで交代を要求し、負傷明けのMFアンデル・バレネチェアが投入された。バレネチェアが左ウイング、S・ゴメスがインサイドハーフに回った。 そのまま0-0で迎えた後半開始時、ソシエダは脳震盪疑いのあったというDFイゴール・スベルディアに代わって18歳のDFジョン・マルティンを投入。J・マルティンは前節もDFジョン・パチェコに代わって起用されており、期待の抜擢が続いた。すると同2分、J・マルティンはMFアレックス・ソラのシュートを見事にブロックした。 後半4分、久保はDFオマル・アルデレーテのタックルを受け、またもファウルを誘発。だが、そのままチームが劣勢の中では良い形でボールを受けることができず、同15分にFWシェラルド・ベッカーとの交代で早くもピッチを退く形となった。 そうして迎えた後半17分、今度はDFアマリ・トラオレもクリアボールを蹴った着地の際に右膝を負傷。DFアイエン・ムニョスが投入された他、同時にサディクに代わって新加入の20歳FWオーリ・オスカールソン(←コペンハーゲン)も起用され、新天地デビューを飾った。 試合中に主軸3人が負傷交代となったソシエダはその後もギアを上げられず、ヘタフェのロングボール攻勢を必死で耐える展開。オスカールソンがボールを収める働きで素質の一端を見せたものの、そのまま0-0でタイムアップを迎えた。