まさかの“大波乱”…予選敗退となった甲子園常連6校
天理(奈良)
夏の甲子園出場29回を誇る奈良の強豪・天理。今年は2年ぶりの甲子園出場が期待されたが、奈良県大会の準々決勝でライバル・智弁学園に敗れた。 ここ2年は智弁学園に夏の甲子園出場を譲っていただが、今年は1年時から中軸を担った松本大和や大谷汰一が最終学年を迎え、甲子園出場が期待された。 今春の奈良県大会は準々決勝で宿敵を8対2で破り、勢いのままに優勝。近畿大会でも1勝し、優勝した京都国際に善戦するなど、地力の高さを見せた。 今夏の奈良県大会は初戦から2試合連続完封で勝ち上がり、準々決勝で智弁学園と激突した。 同試合では2回に先制点を挙げたが、直後に逆転を許した。終盤以降はさらに突き放され、2対5で敗戦。聖地への帰還は、来年以降に持ち越しとなった。
敦賀気比(福井)
昨秋の北信越大会で準優勝し、今春のセンバツ甲子園に出場した敦賀気比。福井県内では屈指の強豪だが、この夏は福井県大会の決勝で涙を飲んだ。 夏の甲子園出場11回を誇る敦賀気比は、平沼翔太(現:西武)らを擁して2015年春に全国制覇を達成。2021年春から4季連続で甲子園出場を果たすなど、近年は甲子園常連校となっていた。 昨秋は福井3位となったが、北信越大会で準優勝。今春のセンバツ甲子園は初戦で明豊に敗れたが、0対1と善戦。 さらに、春の福井県大会でも準優勝に輝くなど、高い実力を示していた。 今夏の福井県大会では2回戦、準決勝でコールド勝ちを収め、順当に決勝に駒を進めた。決勝・北陸戦は6回までスコアボードにゼロが並ぶ投手戦だったが、7回に一挙4失点。9回に1点を返すも、反撃及ばず、2年連続で夏の甲子園出場を逃した。
ベースボールチャンネル編集部