まさかの“大波乱”…予選敗退となった甲子園常連6校
星稜(石川)
昨秋の明治神宮大会を優勝し、今春のセンバツ甲子園でも4強入りを果たすなど、全国指折りの戦績を残していた星稜。しかし、今夏は石川県大会の決勝で敗れ、甲子園出場を逃す結果となった。 昨秋は石川県大会、北信越大会を立て続けに優勝し、明治神宮大会では広陵、作新学院を破って全国制覇を達成。センバツ甲子園でも実力を発揮してベスト4入り。 さらに、今春の石川県大会も優勝し、県内では圧倒的な強さで1強体制となっていた。 今夏の石川県大会も危なげなく勝ち進み、決勝戦に進出。相手は甲子園出場経験のある強豪・小松大谷だったが、春に対戦して勝利を収めていたこともあり、星稜が優勢かに思われた。 ところが、初回に先制を許すと、序盤から試合の主導権を握られる展開に。最後まで流れを呼び戻すことができず、0対5で敗北を喫した。夏の甲子園出場22回を誇る名門は、3年連続の甲子園まであと一歩のところで涙を飲んだ。
作新学院(栃木)
春夏合わせて甲子園出場28回を誇る作新学院。昨秋には関東王者に輝くなど、力のあるチームだったが、今夏は栃木県大会の準決勝で県内屈指の進学校・石橋に敗れる結果となった。 昨秋は栃木県大会、関東大会を立て続けに優勝。明治神宮大会でも2勝を挙げ、準優勝に輝いた。 今春のセンバツ甲子園ではエース・小川哲平が振るわず、初戦敗退となったが、この夏は春の関東王者・白鷗大足利、昨夏甲子園出場の文星芸大付と並んで優勝候補に挙げられていた。 今夏の栃木県大会は、前評判通りに初戦から3試合連続で完封勝利。特に準々決勝ではプロ注目の堀江正太郎を擁する文星芸大付を1対0で破った。この時点で白鷗大足利は敗退しており、3年ぶりの夏の甲子園出場に機運が高まった。 ところが、準決勝・石橋戦は3点を先行される苦しい試合展開に。終盤にエース・小川を投入するも、反撃及ばず1対3で惜敗。夏は3年連続で準決勝以上に進出しているが、いずれも甲子園出場校に敗れる結果となっている。